マンションの玄関を開けた瞬間、昼間なのに廊下がどんよりと暗くてがっかりしたことはありませんか。私も以前は廊下のスイッチを探すのが日課で、わが家の構造上、仕方ないと半分諦めていました。しかし、光の通り道を作る室内窓デコマドを検討し始めてから、その悩みはワクワクに変わりました。本記事では、多くのリフォーム現場で採用されているLIXILデコマドの採光効果や、カタログには載っていないリアルな総額費用目安、そして実際に設置して気付いた3つの失敗例を詳しく解説します。リフォームの専門家としての知見を交えてお伝えするので、マンション特有の制約を賢くクリアするコツが掴めるはずです。この記事を読めば、予算内で廊下を明るくする具体的な手順がわかり、後悔のない理想の空間づくりへと一歩近づけます。あなたの家も、光があふれる心地よい場所に変えてみませんか。
LIXILの室内窓デコマドとは マンションの暗い廊下を明るくする基本機能

デコマドがマンションの暗い廊下を解消する仕組み
マンション特有の窓のない廊下は、日中でも暗く、どこか冷たい印象を与えてしまいがちです。LIXILのデコマドは、リビング側の壁を光を通す窓に変えることで、この問題を根本から解決します。隣接する部屋の窓から差し込む自然光を遮ることなく、廊下や玄関といった住まいの中心部まで透過させるバイパスのような役割を担う製品です。
光を隣の空間へリレーさせる採光システム

仕組みは非常にシンプルで、光が突き当たるはずの壁面にガラス窓を埋め込むことで、採光を隣室へとリレーさせます。これにより、本来は暗い廊下にいながら、リビング側の明るさや空の色を感じられるようになります。昼間は照明をつけずとも安全に移動できる程度の視認性が確保され、家全体のトーンが一段階明るくなるのを実感できるでしょう。
視覚的な奥行きと通風を確保する相乗効果
単に光を入れるだけでなく、視覚的なメリットも見逃せません。視線が壁を越えて隣の部屋まで抜けることで空間に奥行きが生まれ、マンション特有の廊下の圧迫感を大きく軽減します。また、突き出し窓タイプを選択すれば、湿気の溜まりやすい廊下や玄関にリビングからの風を送り込む、換気の補助的な役割も期待できるでしょう。
| 比較項目 | これまでの壁 | デコマドの仕組み |
|---|---|---|
| 光の透過 | 完全に遮断される | 隣室の光を奥まで届ける |
| 視覚効果 | 閉塞感がある | 奥行きが生まれ広く感じる |
| 空気の流れ | 空気が淀みやすい | 突き出し窓で通風を確保 |
- 隣室の自然光を廊下側へ引き込む光の中継地点
- 物理的な壁を取り払わずに開放感を演出
- 開閉機能による住まい全体の換気効率向上
採光と意匠性を両立するデコマド独自の製品特徴
LIXILのデコマドが多くのリノベーション現場で選ばれる理由は、単に光を通す機能だけでなく、インテリアを格上げする洗練されたデザインにあります。アルミ素材を極限までスリムに仕上げたフレームは、壁の中に美しい影を落とし、まるでアートフレームのような佇まいを見せてくれるでしょう。機能性と美しさが高度に融合した、この製品独自の魅力を詳しく掘り下げます。
空間を引き締めるスリムなフレーム設計
デコマドの最大の特徴は、見付け(正面から見える幅)がわずか20mmという非常に細いフレームにあります。従来の室内窓は厚みが出る木製が主流でしたが、アルミを採用することで強さを保ちつつ、この繊細さを実現しました。存在感を主張しすぎないため、北欧モダンからインダストリアルまで、あらゆるインテリアスタイルに自然に馴染む点は大きな強みと言えるでしょう。
暮らしを彩る豊富なバリエーション
ガラスの種類やカラー展開が多彩なことも、自分らしい住まいを追求するユーザーから強く支持される理由です。
| カスタマイズ項目 | 詳細と魅力 |
|---|---|
| フレームカラー | アイアンブラックやプレシャスホワイトなど空間に合う全5色 |
| ガラスデザイン | モールやチェッカーなど視線を適度に遮る6種類をラインナップ |
| 設置スタイル | FIX窓と突き出し窓を組み合わせ、光だけでなく風の通り道も確保可能 |
- フレームはサッシメーカーならではの堅牢なアルミ製を採用
- 枠のバリエーションにより、モダンからアンティーク調まで対応
- 1枚の窓サイズから、壁一面を覆う連窓まで柔軟に設計可能
リビングの光を玄関まで届ける具体的な設置イメージ
マンションの田の字型間取りでは、共用廊下側の玄関や廊下はどうしても暗くなりがちではないでしょうか。そんな悩みを解決するのが、リビングと廊下を仕切る壁へのデコマド設置です。バルコニー側の大きな窓から入る自然光を、壁を透過させて廊下へバイパスさせることで、閉ざされた空間が開放的に変わります。
廊下をギャラリーに変えるFIX窓のレイアウト
廊下の壁面に沿って横長にFIX窓を配置するスタイルは、マンションリフォームで非常に人気のある活用術の一つです。視線がリビングの奥まで抜けるため、暗くて狭かった廊下に圧倒的な奥行き感が生まれます。床から1100mm程度の腰高位置に設置すれば、リビング側のソファや家具配置を邪魔せず、プライバシーを適度に守りながら採光を確保できるでしょう。
玄関まで光を誘導するプラン比較
設置する窓のサイズや数によって、光の届き方は大きく異なります。玄関ドアを開けた瞬間の印象を重視するなら、廊下の突き当たりやクランク部分への配置が効果的です。
| 設置パターン | 特徴 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 1列×2段タイプ | コンパクトな壁面でも設置可能 | 廊下の足元や手元が部分的に明るくなる |
| 2列×3段タイプ | 壁の大きな面積を窓にするプラン | 廊下全体に光が回り込み開放感が出る |
| 連窓・突き合わせ | コーナー部分の壁を活用 | 玄関からリビングまで視線が繋がる |
マンションの廊下に光が届きにくい構造的理由と室内窓の効果

窓のない中居室や北側玄関に光が届かない間取りの課題
日本のマンションに多い「田の字型」と呼ばれる間取りでは、南側のバルコニーからしか十分な自然光が入らない構造が一般的です。そのため、住戸の中央に位置する廊下や、北側に配置された玄関周りは、日中でも照明が必要なほど暗くなってしまいます。この光の遮断は、単に不便なだけでなく、家全体の雰囲気をどんよりとさせてしまう大きな要因です。
外光を遮る高い壁と窓のない居室のジレンマ
バルコニーから取り込まれた光は、リビングと廊下を隔てる壁によって物理的にせき止められます。特にマンションの中居室(行灯部屋)は、共用廊下側にも窓を設けられないことが多く、常に人工照明に頼らざるを得ません。このような閉鎖的な構造が、家の中に明暗の激しいコントラストを生み、廊下へ一歩出た瞬間に感じる暗さを助長しているのです。
北側玄関が直面する採光の限界
多くのマンションで玄関は北側に位置しており、共用廊下に面した窓があったとしても、防犯やプライバシーの観点からルーバー格子などで遮られがちです。結果として、玄関からリビングへと続く動線は常に薄暗く、ゲストを招く際にも気を使ってしまう場所になってしまいます。
| 場所 | 現状の課題 | 生活への影響 |
|---|---|---|
| 廊下中央部 | バルコニーからの光が壁で遮断される | 日中もスイッチ操作の手間が発生する |
| 中居室 | 窓がないため外光が一切届かない | 閉塞感があり、日中の利用が減る |
| 北側玄関 | 共用廊下側の光が弱く届きにくい | 帰宅時の「お帰り」の雰囲気が暗くなる |
- 物理的な壁がリビングの光を廊下へ通さない
- 中居室は「行灯部屋」となり、通風と採光が極端に不足
- 共用部側の窓はプライバシー保護のため、採光効率が低い
壁を透過させて気分を明るくする心理的な効果
暗い廊下は知らず知らずのうちに、住む人の心に閉塞感やストレスを与えてしまうものです。マンションの奥まった玄関からリビングへと続く道筋が、デコマドの設置によって優しい光を纏うと、帰宅した瞬間の「我が家」の安心感が大きく変化します。壁を透過させることで得られるメリットは、単なる物理的な明るさの確保にとどまらず、日々の暮らしに潤いと心のゆとりをもたらします。
閉塞感からの解放と前向きな朝の習慣
窓のない通路特有の圧迫感は、室内窓を設けることで軽減されます。リビング側の自然光が廊下まで届くようになると、空間の「止まった空気」が動き出すような感覚を覚えることもあります。特に朝、寝室を出て廊下に出た瞬間に光を感じられることは、一日を前向きな気持ちでスタートさせる心理的なスイッチとなります。
緩やかな繋がりが育む家族の安心感
完全に壁で仕切るのではなく、ガラス越しに光や人影を緩やかに感じられる状態は、家族の絆を再確認させてくれます。個室にいてもリビングの存在を感じられるこの「気配の共有」が、孤独感を和らげ、家全体を一つの温かなユニットとして機能させます。プライバシーを保ちつつ、どこかで見守られているような安心感が、日々のリラックス効果を高めます。
| 心理的な変化の項目 | 壁に囲まれた廊下 | デコマド設置後の廊下 |
|---|---|---|
| 空間の印象 | トンネルのような閉鎖性 | 視線が抜ける高い開放感 |
| 安心感の有無 | 家族の様子が全く見えない | 光や影で存在を感じられる |
| 気分の変化 | 暗い場所へ移動する負担 | 光に向かって歩く心地よさ |
- 廊下のどんよりした空気が解消され、住まいへの愛着が増す
- 部屋を移動する際も、光をガイドにスムーズに動ける
- リビングにいる家族の灯りに迎えられる安心感が得られる
壁の一部を室内窓に変えて視覚的な広がりを作る仕組み
マンションの廊下を歩く際、左右を高い壁に挟まれ、トンネルのような窮屈さを感じたことはありませんか。物理的な面積は変わらなくても、視界が遮られることで脳は空間を狭いと判断してしまいます。ここで壁の一部をデコマドという透明な窓に置き換えると、視覚的な境界がやわらぎます。視線がリビングの奥まで抜けるようになり、空間全体が繋がっているような心地よい感覚を覚えるでしょう。
視界の抜けがもたらす実面積以上のゆとり
人間が空間の広さを感じる最大の要因は、視覚がどこまで届くかという「抜け」の有無にあります。廊下の壁に室内窓を設ければ、視点は廊下の幅(約900mm)を超え、隣接する部屋の奥行きまで広がります。この視覚的な連続性が、マンション特有の閉塞感を解消します。
インテリアとしてのアクセントと奥行き
デコマドのスリムな枠は、隣室の風景を切り取る「額縁」のような役割を果たします。単なる開口部ではなく、デザイン性の高い窓枠を設けることで視線を誘導し、廊下そのものを魅力的なギャラリー空間へと変えます。
| 比較項目 | 通常の壁 | デコマド設置時 |
|---|---|---|
| 視界の到達点 | 壁面(約1m以内) | 隣室の奥(数m程度) |
| 空間の印象 | 閉鎖的・暗い | 開放的・明るい |
| インテリア効果 | 変化がない | 空間のアクセントになる |
- 視線が壁を越えて広がることで脳の錯覚を利用
- フレームの直線美が空間を引き締める
- リビングとの繋がりが生まれ家族の気配を感じやすくなる
デコマド設置前に必ず確認すべきマンション管理規約と壁構造の注意点

管理規約で定められた工事可能な範囲を確認する必要性
マンションは一戸建てと違い「自分の家だから自由」とはいきません。室内窓を設置する壁の解体は、管理規約で厳しく制限されているケースがあるからです。規約を無視して工事を強行すれば、原状回復を命じられるリスクさえ伴うでしょう。まずは手元の規約を読み解き、工事の境界線を正しく理解することが成功への第一歩です。
専有部分と共用部分の境界線を正しく知る
リフォームができるのは専有部分のみです。室内にある壁でも、建物の骨組みを支える壁や隣戸との境界である戸境壁は共用部扱いとなることが多く、一切の手出しができません。デコマドを設置したい箇所が、構造に影響しない間仕切り壁であることを図面等で確認してください。
事前申請と承認プロセスの重要性
工事には管理組合への申請と承認が必須です。書類審査には数週間を要することもあるため、製品の発注や工期の設定は余裕を持って進めるのが賢明でしょう。
| 確認項目 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 工事の届出 | 理事会への申請時期 | 2週間から1か月前が一般的 |
| 専有・共用 | 壁の構造区分 | 構造体は工事不可 |
| 騒音の規定 | 作業曜日や時間帯 | 平日の日中に制限される場合が多い |
- 管理組合の許可なく壁を解体するのは避ける
- 工事車両の駐車スペースやエレベーターの利用規則を確認する
- 近隣住戸への挨拶範囲について管理員に相談しておく
建物を支える耐力壁の有無と設置可否の見分け方
室内窓の検討で最初に行うべきは、設置予定の壁が「壊してよい壁」かどうかの判別です。マンションの壁には建物の構造を支える耐力壁と、単に部屋を区切るだけの石膏ボード壁があります。もし耐力壁であれば、どれほど廊下を明るくしたくても窓を開けることはできません。リフォーム計画を立てる前に、まずは壁の性質を正しく把握しましょう。
叩いて確認する壁の音と厚みの違い

もっとも手軽な見分け方は、壁を拳で叩いてみることです。高く響く音がすれば、下地がある間仕切り壁である可能性が高く、デコマドの設置が現実味を帯びてきます。逆に、手が痛くなるほど硬く、石を叩くような詰まった音がする場合はコンクリートの耐力壁かもしれません。壁の厚みが200mm程度を超えている場合も、構造に関わる壁である可能性に注意が必要です。
壁の構造別・設置可否一覧
| 壁の種類 | 主な素材 | 設置の可否 |
|---|---|---|
| 間仕切り壁 | 石膏ボード+木・鉄骨下地 | 基本的に可能 |
| 戸境壁 | 厚い鉄筋コンクリート | 不可(共用部扱い) |
| 構造上の耐力壁 | 鉄筋コンクリート(RC) | 構造上不可 |
- 竣工図面を確認し、壁が太い黒線や斜線で描かれていないかチェックする
- 廊下と居室を隔てる壁なら、廊下側と居室側の両方から叩いて音を比較する
- 最終的な判断は図面だけでなく、必ず専門業者による現地調査を依頼する
スイッチ移設など壁内部の電気工事に伴う追加費用の注意点
室内窓を設置しようとする壁には、多くの場合、照明のスイッチやコンセントが配置されています。これらを無視してデコマドの開口部を作ることはできないため、電気配線の移設工事が必須となります。壁を解体して初めて内部の配線状況が判明することも珍しくありません。事前に専門家による現地調査を行い、配線のルートを慎重に確認しておくことが予算オーバーを防ぐ鍵となるでしょう。
スイッチやインターホンの移設に伴う手間と費用
廊下やリビングのスイッチは、日常生活で使い勝手の良い場所に集中しています。デコマドの設置箇所と重なる場合、配線を延長して別の場所へ移動させなければなりません。特に、モニター付きインターホンや床暖房のコントローラーが密集している壁面は、配線が複雑で工事費が高額になりがちです。移動先の壁面に十分なスペースがあるか、事前に家具の配置も含めて検討しておく必要があります。
壁の解体後に発覚する配線トラブルのリスク
マンションの壁内部には、上の階から下へと繋がる重要な配線が通っているケースがあります。これらを傷つけずに窓を設置するには、高度な技術と慎重な作業が求められます。単にスイッチをずらすだけでなく、壁紙の張り替え範囲が広がるなどの付帯工事が発生することも考えられるでしょう。
| 項目 | 配線移設なしの場合 | 配線移設ありの場合 |
|---|---|---|
| 電気工事費用の目安 | 0円 | 33,000円から110,000円程度 |
| 追加の工期目安 | なし | 半日から1日程度 |
| 主な作業内容 | 窓枠の設置のみ | 配線延長・ボックス設置・壁補修 |
- 既存のスイッチやコンセントの位置を確認する
- 移設先の使い勝手や高さを事前にシミュレーションする
- 予備の壁紙を確保し、広範囲の補修に備える
室内窓リフォームにかかる総額費用目安と工事日数の内訳

本体代と壁解体やクロス補修を含む総額費用の目安
室内窓リフォームの予算を立てる際、カタログに記載された製品代だけを見て安心するのは禁物ではないでしょうか。デコマドの設置には、本体価格に加えて、既存の壁を壊す解体費や窓枠を固定する大工工事費、さらには剥がした壁紙を綺麗に整える内装補修費など、複数の工程が重なります。これらを合算した総額で把握することが、後悔しないリフォームの第一歩と言えます。

製品価格と基本施工費の内訳
デコマド自体の価格はサイズや段数によって決まりますが、標準的な1列2段タイプであれば製品代は約10万円から20万円程度が一般的です。そこに、職人の手間代としての基本施工費が加算されます。マンションの場合、搬入経路の養生や廃材の持ち出しといった費用も含まれるため、製品価格の1.5倍から2倍程度を総額の目安として想定しておくのが現実的でしょう。
追加で発生しやすい補修費用
窓を設置するために壁を大きく開口すると、どうしても周囲のクロス(壁紙)に傷や剥がれが生じます。一部分だけの張り替えでは継ぎ目が目立ってしまうため、壁一面を張り替えるケースが少なくありません。この際のクロスの材料費や手間代が数万円単位で変動するため、見積もり時にはどこまで張り替えるか、その範囲を明確に担当者と打ち合わせておくと安心です。
| 項目 | 費用の目安 | 内容の詳細 |
|---|---|---|
| デコマド本体代 | 10万円から30万円 | サイズ、ガラス種類、開閉機能により変動 |
| 壁解体・大工工事費 | 5万円から10万円 | 壁の開口、下地補強、窓枠の取り付け |
| 内装補修・クロス費 | 3万円から7万円 | 周辺クロスの張り替え、見切り材の施工 |
| 諸経費・養生費 | 1万円から3万円 | 現場管理、養生、廃材処分など |
- 窓の枚数が多いほど施工の手間と材料費が増加する
- 壁内部の状況により追加の電気工事料金が発生する場合がある
- クロスの張り替え範囲を広げると仕上がりは綺麗になるが費用も上がる
最短1日で完了する標準的なリフォーム工事の工程
リフォームと聞くと大掛かりな数日間の工事を想像しがちですが、デコマドの設置は条件さえ揃えば最短1日で完了します。朝に作業が始まり、夕方には暗かった廊下が大きく明るく生まれ変わっていることも珍しくありません。住みながらの工事が可能で、日常生活への負担が最小限に抑えられる点は非常に大きなメリットではないでしょうか。
スピーディーに完成する当日の流れ
デコマドは工場で加工されたパーツを現場で組み立てる形式のため、現場作業の効率が高いのが特徴です。工事はまず、床や周辺の家具を傷つけないための丁寧な養生作業からスタートします。次に窓を設置する部分の壁を正確にカットし、デコマドを固定するための木枠や下地を組み上げていきます。この際、ミリ単位の精度が求められるため、熟練の職人技が光る場面でしょう。フレームを組み立ててガラスを1枚ずつはめ込んでいけば、廊下に光を届ける窓が姿を現します。最後に壁紙の補修を行い、すべての工程が完了となります。
標準的な1日工事のタイムスケジュール
| 時間帯 | 主な作業内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 09:00から11:00 | 養生・壁の開口作業 | 壁の解体時には一時的に大きな騒音が発生します |
| 11:00から13:00 | 木枠設置・下地補強 | 窓の重さに耐えられるようしっかりと固定します |
| 14:00から16:00 | デコマド組立・取付 | ガラスの汚れや傷を確認しながら慎重に進めます |
| 16:00から17:00 | 仕上げ・清掃 | クロスの繋ぎ目を綺麗に整えてお引渡しです |
- 壁内部に電気配線や構造材がない場合に最短工期が適用されます
- 設置する窓の列数や段数によって合計の作業時間は変動します
- 室内窓を運び込むための搬入経路を事前に確保しておくとスムーズです
窓の列数や段数によって変動する見積金額の差
デコマドの見積もりを左右する最大の要因は、窓のサイズを決める「列数」と「段数」の組み合わせです。1列のコンパクトなタイプから壁一面を覆う大開口まで選択肢が広いため、理想の明るさと予算のバランスを慎重に考える必要があります。ガラスの枚数が増えれば本体価格が上がるのはもちろん、設置に必要な下地補強や枠組みの工賃も変動することを忘れてはいけません。
窓の数に比例する材料費と施工の手間
デコマドは格子状のフレームに1枚ずつガラスをはめ込んでいく構造を採用しています。そのため、例えば2列3段の計6枚タイプと、1列2段の計2枚タイプでは、必要となる部材の量に明確な開きが生じるでしょう。大きなサイズの連窓を設置する場合は、重いガラスとフレームを支えるための補強工事が大掛かりになり、結果として大工工事の費用も加算されるのがリフォームの現実です。
代表的な構成別の費用感比較
| 構成(列×段) | ガラス枚数 | 費用感の目安 | 最適な活用シーン |
|---|---|---|---|
| 1列×2段 | 2枚 | リーズナブル | 廊下のポイント採光 |
| 2列×3段 | 6枚 | スタンダード | 個室の壁面リフォーム |
| 3列×3段 | 9枚 | プレミアム | LDKと廊下の境界壁 |
- 列数が増えるほど横幅が広くなり開放感が向上する
- 段数を増やすことで天井付近から足元まで光が届く
- 開閉できる突き出し窓を混ぜる場合は1箇所ごとに追加費用が必要
後悔を防ぐために知っておきたいデコマド設置の3つの失敗例と対策

音漏れやプライバシー低下による後悔と遮音対策
明るい廊下を実現するために壁を窓に変える際、意外な盲点となるのが音の響きやすさではないでしょうか。それまで厚い石膏ボードと断熱材に守られていた空間が、ガラス一枚でリビングと繋がるため、生活音が筒抜けになるリスクを孕んでいます。快適な暮らしを維持するには、採光性能と遮音性能の絶妙なバランスを見極めることが非常に重要です。
窓の形状とパッキンが握る遮音の鍵
音漏れを最小限に抑えたいのであれば、開閉機能のないFIX窓を中心にプランを立てるのが賢明です。突き出し窓などの開閉タイプは、どうしても枠との間にわずかな隙間が生じるため、そこから音が漏れてしまいます。もし換気のために開閉式を採用する場合は、隙間を埋めるゴムパッキンがしっかりと効く製品であることを確認し、寝室のドアの真横などは避けて配置を工夫しましょう。
視線をコントロールするデザインガラスの活用
プライバシーを守りつつ光だけを取り込みたい場所には、表面に凹凸のあるデザインガラスが最適です。
| 対策項目 | 具体的な方法 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| ガラス選定 | モールガラスやチェッカーガラスを選択 | 視線を遮りつつ人影を感じる程度にする |
| 配置の工夫 | 視線の高さ(アイレベル)を避けて設置 | 室内がダイレクトに見えるのを防ぐ |
| 開閉の制限 | 音漏れが気になる部屋の面はFIX窓にする | 隙間をなくして遮音性を高める |
- 家族が集まるリビングと就寝時間が異なる個室の境界には注意が必要です
- 光だけでなく、深夜のテレビ音や話し声の伝わり方も考慮してください
- 透明ガラスではなく、光を拡散させる型板ガラスがプライバシー保護に役立ちます
家具配置や空調効率を無視した設置による失敗事例
廊下に光を届けるデコマドは魅力的ですが、壁を窓に変えることは貴重なスペースを失うことでもあります。計画段階で家具配置を無視してしまうと、せっかくの窓が棚で隠れたり、空調効率が下がったりといった本末転倒な結果を招きかねません。住まいの心地よさを維持するためにも、空間全体の機能バランスを考える視点が大切です。
壁面活用の制限と家具干渉のリスク
室内窓を設けた壁には、当然ながら高さのある本棚や食器棚を置けなくなります。特にマンションの限られた空間では、壁面をテレビボードやアートの掲示スペースとして活用しているケースも多いため注意が必要でしょう。ソファの背もたれが窓枠に干渉し、ガラスを傷つけたり圧迫感を生んだりしないか、実寸でのシミュレーションが欠かせません。
断熱性能の変化と空調コストへの配慮
ガラスは断熱材の入った壁に比べると熱を通しやすいため、設置面積が大きすぎるとリビングの冷暖房効率に影響します。また、突き出し窓は通風に便利ですが、多用しすぎると隙間風や音漏れの原因となるリスクを孕んでいます。快適な室温と光のバランスを保つためには、FIX窓と開閉窓の比率を適切に選定しなければなりません。
| 検討項目 | 失敗しやすい例 | 成功への対策 |
|---|---|---|
| 家具配置 | 大型家具で窓を完全に塞いでしまう | 家具の高さを考慮した腰高設置にする |
| 空調効率 | 全ての窓を開閉式にして熱が逃げる | 基本をFIX窓にし、換気箇所を絞る |
| コンセント | 必要な電気配線を窓と一緒に撤去する | 窓枠の横や足元にコンセントを確保する |
- 窓を設置する壁に置く予定の家具寸法を計測する
- 冷気や暖気の流れを意識して窓の面積を決定する
- スイッチやインターホン親機の位置が重ならないか図面で確認する
生活感の露出を防ぐガラス選定と通風計画の重要性
廊下を明るくしたい一心で透明度の高いガラスを選んだものの、実際に住んでみるとリビングの散らかり具合や寝室のベッドが丸見えになり、常に片付けに追われるストレスを抱える方が少なくありません。室内窓は光だけでなく視線も通すため、設置場所に応じたガラスの透明度選びが成功の分かれ道となります。また、開閉できないFIX窓ばかりにすると、せっかくの風の通り道を塞いでしまう恐れもあるでしょう。
視線をデザインするガラスの使い分け
リビングの開放感を優先するなら透明ガラスが最適ですが、寝室や書斎に設置する場合は型ガラスやモールガラスなど、光を通しつつ輪郭をぼかすデザインが推奨されます。特に廊下から室内がダイレクトに見える位置では、家族のプライバシーを守る配慮が欠かせないのではないでしょうか。デザインガラスを上手に活用すれば、生活感を隠しながらカフェのようなおしゃれな雰囲気を演出できます。
換気効率を最大化する開閉窓の配置
デコマドは採光だけでなく、通風を計画に盛り込める点も大きな魅力です。突き出し窓などを適切な位置に配置すれば、マンション特有の空気が淀みがちな廊下へリビングからの爽やかな風を送り込めます。
| ガラスの種類 | プライバシー性能 | 向いている場所 |
|---|---|---|
| 透明ガラス | 低い(丸見え) | リビング・ダイニング |
| モールガラス | 中(ストライプ状) | 寝室・廊下 |
| チェッカーガラス | 高い(モザイク状) | 洗面所付近・収納横 |
- 廊下からの動線を意識してガラスの透け具合を実物で確認する
- 風の通り道となる気流を計算し、FIX窓と開閉窓をバランスよく組み合わせる
- 将来の模様替えも想定して生活動線に干渉しない窓位置を検討する
明るさとプライバシーを両立させるデコマドのガラス選びと活用術

ガラスデザインの種類と透け方の違い
デコマドのガラス選びは、リフォーム後の満足度を左右する非常に重要なステップです。LIXILでは透明度の高いものから視線を程よく遮るものまで、複数のデザインガラスが用意されています。光の入り方やお部屋の中がどれくらい見えるかを慎重に比較しながら、家族のライフスタイルに最適な一枚を見つけましょう。
透明感と視界をコントロールする代表的なデザイン

もっとも効率よく明るさを確保できるのは透明ガラスですが、マンションの廊下から部屋の中が丸見えになるのを避けたいケースも多いはずです。その場合、表面に細かな凹凸があるチェッカーガラスや、波打ったような質感のモールガラスが活躍します。これらは光を乱反射させる性質を持つため、室内を明るく保ちつつ、中の様子をふんわりとぼかしてくれる効果があります。
機能美で選ぶ!各ガラスの視覚的特徴と使い分け
ガラスの種類によって、空間の「見え方」や「雰囲気」は驚くほど変化します。アンティークな趣を出したいのか、それともスッキリとしたモダンさを追求したいのか、目指すインテリア像に合わせて選択するのが失敗を防ぐコツです。
| ガラスの種類 | 視覚的な特徴 | おすすめの設置場所 |
|---|---|---|
| 透明ガラス | 視界がクリアで開放感がある | リビングなどの広がりを重視する場所 |
| モールガラス | スタイリッシュな縦縞模様 | 寝室や書斎など適度に隠したい場所 |
| チェッカーガラス | レトロで可愛らしい格子状 | 洗面所や廊下など生活感を隠したい場所 |
| アンティーク調ガラス | 気泡が入ったような揺らぎ | 玄関周りなど意匠性を高めたい場所 |
- 視線をしっかり遮りたい場合は、凹凸の深いタイプを選ぶと安心です
- 部屋全体の開放感を優先するなら、透明度の高いガラスが向いています
- 上段は透明、下段はモールにするなど、段ごとに種類を変えるカスタマイズも検討できます
光を通しながら視線を遮るモールガラスの活用メリット
廊下を明るくしたいけれど、リビングの生活感が廊下から丸見えになるのは避けたい。そんな贅沢な悩みを一気に解決してくれるのが、縦縞模様が特徴的なモールガラスです。デコマドのラインナップの中でも特に人気が高く、光をストライプ状に拡散させることで、空間に柔らかな表情とリズムをもたらします。採光性能を維持しつつ、プライバシーを守る絶妙な透け感が多くのファンを惹きつけてやみません。
実用的な目隠し効果とデザイン性の融合
モールガラス最大の魅力は、物の輪郭を程よくぼかしてくれる点にあります。例えば、リビングに洗濯物が干してあったり、キッチンが少し散らかっていたりしても、廊下を通るゲストの視線を適度にかわしてくれるでしょう。また、縦のラインが強調されることで、天井が高く感じられる視覚効果も期待できます。アンティークな雰囲気とモダンな清潔感を併せ持つため、流行に左右されず長く愛せるデザインと言えるのではないでしょうか。
場所別・ガラス選びのヒント
| 設置場所 | モールガラスを選ぶ理由 | もたらされる効果 |
|---|---|---|
| 個室の壁 | 就寝時のプライバシー確保 | 照明の灯りだけが優しく廊下に漏れる |
| リビング入り口 | 急な来客への対応 | 室内の詳細を隠しつつ開放感を出す |
| 洗面脱衣所 | 人影の特定を防ぐ | 家族の着替えを気にせず廊下を歩ける |
- 縦のラインが光を横方向に広げ、明るさを効率よく拡散
- 汚れや指紋が目立ちにくい表面構造でメンテナンスが楽
- カフェのような洗練された雰囲気を手軽に演出可能
インテリアに合わせてフレーム色を最適化するコツ
廊下を明るくする目的は同じでも、選ぶフレームの色によって空間の印象は180度変わります。LIXILのデコマドは、モダンなブラックから清楚なホワイトまで多彩なバリエーションを誇ります。今の住まいの雰囲気を壊さず、かつ新しい風を吹き込むためのカラーコーディネート術を具体的にご紹介しましょう。
壁面と馴染ませるかアクセントにするかの判断基準
デコマドを壁の一部として自然に溶け込ませたいなら、壁紙に近いプレシャスホワイトが最適です。境界線が曖昧になり、窓そのものの存在感よりも光の通り道としての機能が際立つでしょう。一方で、空間にメリハリをつけたい場合はアイアンブラックがおすすめです。黒の細いラインが空間をほどよく引き締め、まるでカフェのような洗練された雰囲気を演出してくれます。
既存のドアや家具とのカラーバランス
マンションリフォームでは、既存のドアやフローリングの色との調和が欠かせません。例えば、ドアがクリエモカなどの濃い茶系であれば、フレームも同系色の木目調を選ぶと、後付け感のない自然な仕上がりになります。あえて異なる色をぶつける外しのテクニックもありますが、失敗を防ぐなら同色系でまとめるのが王道です。
| フレームカラー | おすすめのスタイル | 視覚的な効果 |
|---|---|---|
| アイアンブラック | インダストリアル・モダン | 空間が引き締まり、意匠性が高まる |
| プレシャスホワイト | ナチュラル・シンプル | 壁と一体化し、圧迫感を最小限にする |
| クリエカラー(木目) | 北欧風・和モダン | 温かみがあり、既存の家具と馴染みやすい |
- 廊下側の照明の色(電球色・温白色)との相性も事前に確認する
- サンプルの端材を実際の壁に当てて、日中と夜間の見え方の違いをチェックする
- 窓枠を細く見せたい場合は、膨張色であるホワイトを避けてダークカラーを選ぶ
LIXILデコマドと他社室内窓の主な違いを比較

既存のドアや床材と色を統一できるLIXILならではの特徴
室内窓を後付けする際、意外と難しいのが建具の色合わせではないでしょうか。せっかくおしゃれな窓を設置しても、隣にあるドアや床材と色が微妙に異なると、空間全体にチグハグな違和感が生まれてしまいます。LIXILのデコマドは、同社の人気建具シリーズと同じカラーラインナップを展開しているため、まるで新築時からそこにあったかのような一体感のある仕上がりが可能です。
ラシッサシリーズと連動した正確なカラー展開
デコマドは、LIXILの主力建具である「ラシッサS」や「ラシッサD」と共通のシート素材を採用しています。クリエアイボリーやクリエモカといった定番色はもちろん、中間色系やアイアンブラックも色を揃えやすいのが嬉しいポイントです。他社製品で似た色を探す手間が省けるだけでなく、光の当たり方による色の見え方のズレも最小限に抑えられるのは、総合建材メーカーならではの大きな強みと言えるでしょう。
空間全体のトータルコーディネートによる視覚効果
マンションの限られた空間では、色数を絞ることでスッキリと広く見せることができます。床材や巾木、既存のドアの色とデコマドのフレーム色を統一すれば、視覚的なノイズのない洗練された廊下空間が完成します。あえて床と色を合わせることで窓が空間から浮いて見えず、インテリアの質を底上げする効果も期待できるはずです。
| 比較ポイント | LIXIL デコマド | 汎用・他社室内窓 |
|---|---|---|
| 建具との色合わせ | 純正色で揃えやすい | 近似色で妥協が必要な場合がある |
| 質感の統一感 | 床材・ドアと共通の質感 | 木目や艶感に差が出やすい |
| コーディネート範囲 | 床・巾木までトータル提案可能 | 窓単体での検討になりがち |
- 同一メーカーで揃えることで素材の経年変化の差を抑えやすい
- ショールームでドア実物と並べて実際の色味を事前に確認可能
- 流行のヴィンテージや北欧などのスタイルを外さず再現できる
購入後の相談先と保証の考え方
室内窓は一度設置すれば長く付き合う住宅設備です。だからこそ、万が一の不具合やメンテナンスが必要になった際のサポート体制は、製品選びの重要な決め手になるのではないでしょうか。大手メーカーであるLIXILの製品を選ぶ安心感は、購入後に相談できる窓口があり、保証制度の考え方が整理しやすい点にあります。
施工会社とメーカーの役割分担を理解する
デコマドの設置後に「開閉が重くなった」「枠に隙間がある」といったトラブルを感じた際、まず連絡すべきは実際に工事を担当したリフォーム会社です。製品自体の不具合なのか、それとも壁の歪みなど施工上の問題なのかを、プロの目で判断してもらう必要があります。LIXILは製品供給を担い、リフォーム会社が現場の品質責任を負うという連携体制が基本となっている点を確認しておきましょう。
安心を支える製品保証と点検の仕組み
カタログスペック上の製品保証に加え、独自の長期保証プランを用意している店舗も存在します。購入後の安心をより確かなものにするため、以下の区分を把握しておくのが賢明です。
| 保証の種類 | 対象範囲 | 主な窓口 |
|---|---|---|
| メーカー保証 | 製品本体の不具合(動作不良など) | LIXILお客様相談センター |
| 施工保証 | 取り付けミスや周囲の壁の不具合 | 工事を実施したリフォーム会社 |
- 設置完了時には必ず開閉のスムーズさを職人と共にチェックする
- 保証書と工事契約書は紛失しないようセットで保管する
- 経年劣化による部品交換が必要な際も型番を伝えれば対応しやすい
他社製品と比較した際のデザインとコストのバランス
LIXILのデコマドを他社製品と比較した際、もっとも際立つのは「見た目の高級感」と「導入しやすさ」の両立です。一般的に、細い黒縁の室内窓をオーダーメイドで作ろうとすると、鉄工所への依頼が必要になり、費用は跳ね上がります。デコマドは大手メーカーならではの量産技術により、アイアン調の洗練されたデザインをアルミで再現し、施工費を含めた総額を抑えられるのが魅力でしょう。
素材の違いによる質感とメンテナンス性
他社製品には、天然木を使用した温かみのあるタイプも存在します。木の質感はナチュラルなインテリアに馴染みますが、経年による反りや塗装のメンテナンスが必要になるケースも珍しくありません。対してデコマドのアルミフレームは耐久性が高く、汚れも拭き取りやすいため、美しさを長く維持できます。スリムなフレームがもたらす抜け感は、マンションの狭い廊下に開放感を与える強力な武器になるはずです。
メーカー保証と入手の安定性
デコマドは工務店やリフォーム店で取り扱われることが多いため、見積もりの比較がしやすく、不具合が生じた際のサポート体制も整えやすいでしょう。
| 比較項目 | LIXIL デコマド | 木製室内窓 | アイアンオーダー窓 |
|---|---|---|---|
| 主な素材 | アルミ(スリム幅) | 天然木・集成材 | 鉄(細幅) |
| 価格の目安 | 10万円から30万円前後 | 5万円から15万円前後 | 50万円以上から |
| 推奨スタイル | モダン・カフェ風 | ナチュラル・北欧 | 本格ヴィンテージ |
- 大手ならではの比較的安定した納期と品質管理
- 豊富なガラスの種類からインテリアに合わせて選択可能
- 既存の壁構造に合わせた細かなサイズ指定がしやすい
設置後の音漏れやメンテナンスに関するよくある質問

デコマドの隙間対策と室内を伝わる音を軽減する方法
室内窓の設置で多くの方が気にされるのが、隣室への音漏れではないでしょうか。壁を抜いて窓を作る以上、どうしても遮音性は元の壁より低下しますが、デコマドには隙間風や音を和らげる工夫が凝らされています。製品の構造を正しく理解し、設置場所に合わせて適切なタイプを選ぶことで、光を取り込みながらも静かな暮らしを守ることが可能です。
パッキンによる密閉性の確保と開閉タイプの選択
デコマドの突き出し窓タイプには、枠の周囲に気密性を高めるパッキンが標準装備されています。これにより、窓を閉めた際の隙間を物理的に埋め、空気の振動で伝わる生活音を軽減しやすくなります。もし、より高い遮音性能を求めるのであれば、開閉機能のないFIX窓を選択するのがもっとも効果的でしょう。FIX窓は枠とガラスが固定されているため、隙間がそもそも生じにくく、テレビの音や話し声が廊下へ漏れるのを最小限に食い止められます。
音の影響を最小限にする配置の工夫
窓の配置を少し工夫するだけで、体感的な騒音は変わります。寝室の枕元に近い位置や、リビングのテレビの真裏などは避け、視線の高さや明かりが欲しい位置に絞って配置するのがコツです。廊下の突き当たりなど、音が反射してこもりやすい場所には吸音性のあるラグを敷くといった対策を組み合わせるのも有効な手段になるでしょう。
| 比較項目 | FIX窓(固定式) | 突き出し窓(開閉式) |
|---|---|---|
| 密閉度 | 非常に高い | 高い(パッキンあり) |
| 音漏れリスク | 最小限に抑えられる | わずかな隙間が生じる可能性あり |
| 推奨される設置場所 | 寝室・書斎など静音性重視の部屋 | リビング・ダイニングなど換気重視の部屋 |
- 窓の周囲を隙間なく埋めるコーキング処理を丁寧に行う
- 厚手のカーテンやブラインドを室内側に併用して音を吸収させる
- 生活リズムが異なる家族がいる場合は設置面積やガラスの厚みを慎重に検討する
格子部分の埃やガラス汚れを効率よく清掃する手順
デコマドは格子状のフレームが美しさの鍵ですが、その段差にはどうしても埃が溜まりやすいものです。せっかく廊下が明るくなっても、ガラスに手垢が付いていたりフレームに埃が積もっていては、清潔感のある空間が台無しになってしまいます。日常のついでにできる簡単なメンテナンス術をマスターして、常に光が美しく透ける状態をキープしましょう。
フレームと隅に溜まった埃を攻略するコツ
アルミ製のスリムな格子部分は、乾いたマイクロファイバークロスや静電気を利用したダスターで撫でるのが最も効率的です。水拭きをいきなり行うと、埃が泥状になって隅に固まってしまうため、まずは乾いた状態でゴミを取り除くのが鉄則と言えるでしょう。特に角の部分に溜まった頑固な埃には、柔らかい歯ブラシや綿棒を軽く滑らせると、力を入れずともスッキリと取り除けます。
デザインガラス特有の凹凸汚れを落とす手順
モールガラスやチェッカーガラスなどの表面に凹凸があるタイプは、溝に汚れが入り込みやすいため、拭き上げ方に少し工夫が必要です。
| 清掃箇所 | 推奨される道具 | 掃除のポイント |
|---|---|---|
| アルミフレーム | 静電気ダスター・軍手 | 軍手をはめて指先でなぞると細部まで綺麗になります |
| 平滑なガラス面 | 精製水・マイクロファイバー | 拭き跡を残さないよう円を描かず一方向に動かします |
| 型板ガラス(凹凸) | 柔らかいブラシ・専用クロス | 溝の方向に沿って優しくブラッシングしてください |
- 掃除の頻度は週に一度、サッと埃を払う程度で透明感を維持できます
- 強酸性やアルカリ性洗剤はアルミを傷めるため、中性洗剤を選んでください
- 高い位置の窓は、伸縮式のハンディワイパーを活用すると安全に作業可能です
万が一の破損時に必要なガラス交換と修理の相談先
室内窓を生活動線へ設置する際、不意の衝撃によるガラスの破損を心配される方は多いのではないでしょうか。デコマドは高い安全性を備えた製品ですが、万が一の事態に備えて修理の流れを知っておくことは、日々の安心感に繋がります。
強化ガラスの特性と部分修理の可能性
デコマドに採用されているガラスは、衝撃に強く、割れた際も鋭利な破片になりにくい強化ガラス等が選べます。万が一割れてしまっても、仕様によっては格子で区切られた特定のパネル単位で交換できるため、壁ごと作り直すようなコストはかからない仕組みです。
迅速な復旧のための連絡ルート
まずは設置を担当したリフォーム会社へ相談しましょう。製品の型番やサイズを把握しているため、純正部材の手配がスムーズに進みます。ご自身でガラス店を探すよりも、製品仕様を熟知している施工店を通すほうが、枠を傷めず綺麗に元通りにできるはずです。
| トラブルの内容 | 対応の目安 | 主な相談先 |
|---|---|---|
| ガラスのひび割れ | 該当パネルのみの交換 | 施工したリフォーム会社 |
| フレームの傷・歪み | 部品交換または調整 | 施工したリフォーム会社 |
| 開閉時の異音 | 丁番の調整や潤滑剤の塗布 | LIXIL公式サポート窓口 |
- 破損した際は破片に触れず、周囲を養生して二次被害を防ぐ
- 設置時の図面や保証書を用意し、スムーズに状況を伝える
- 火災保険の「不測かつ突発的な事故」が適用できるか確認する
まとめ
マンションの暗い廊下を劇的に変えるLIXILデコマドは、採光とデザイン性を両立する優れたリフォーム手法です。リビングの光を廊下へ引き込むことで、日中の照明を減らすだけでなく、住まい全体に開放感をもたらしてくれます。設置にあたっては、壁の解体や内装補修を含めた総額費用を把握し、管理規約や壁構造の制限を事前に確認することが失敗を防ぐ鍵となります。また、ガラスの透け具合や音漏れ、家具配置との干渉など、生活動線に基づいたプランニングを徹底すれば、後悔のない理想の空間が手に入るでしょう。まずは自宅の壁が工事可能か、専門業者へ現地調査を依頼することから始めてみませんか。ショールームで実物の質感や光の通り方を体感し、家族に最適な一枚を選び抜いてください。
ここちリノベーション
住まいの性能向上は、家族全員の健康と快適さ、そして安全な暮らしを確保するために重要です。LIXILリフォームショップが提供する「ここちリノベーション」は、断熱、遮熱、空気質、防音、耐震、耐久といった様々な性能を向上させることで、理想的な住環境を実現します。この記事では、「ここちリノベーション」の魅力とその効果について詳しく解説します。詳細はこちらをご覧ください。
◎健康で快適な暮らしを実現する性能向上
①断熱
健康で快適な暮らしを送るためには、断熱性能の向上が不可欠です。冬の寒さや夏の暑さを防ぎ、室内の温度を快適に保つことで、エネルギー消費を抑えることができます。ここちリノベーションでは、窓や外気に接する壁、床、天井など、家全体をしっかりと断熱することで、快適性と省エネ性を高めます。
②遮熱
夏場の強い日差しを遮ることで、室内の温度上昇を防ぎます。遮熱性能を高めることで、エアコンの使用を減らし、光熱費の削減にも繋がります。ここちリノベーションでは、遮熱フィルムや遮光カーテンの設置を行い、夏の暑さを和らげ、快適な室内環境を提供します。
③空気質
健康的な生活には、室内の空気質も重要です。ここちリノベーションでは、機械式の計画換気システムを採用し、家具などから発生する有害物質や汚れた空気を外部へ排出し、新鮮な空気を取り入れます。これにより、一年中快適で安全な空気環境を保つことができます。
④防音
趣味や仕事に集中できる環境を整えるためには、防音性能も欠かせません。ここちリノベーションでは、二重窓の設置や遮音材の施工を行い、外部からの騒音や室内の音漏れを防ぎます。また、間取りの工夫により、部屋間の音の影響を最小限に抑えることも可能です。
◎安心で安全な暮らしを実現する性能向上
①耐震
地震大国日本では、安心な暮らしを実現するためには耐震性が重要です。ここちリノベーションでは、綿密な耐震診断の上、適切な耐震計画のもと、しっかりと耐震補強を行います。これにより、家族全員が安心して過ごせる住まいを提供します。
②耐久
長く安心して暮らすためには、家の耐久性も重要です。ここちリノベーションでは、湿気やシロアリに強い家づくりを実施します。適切な防腐・防蟻措置、雨漏り対策、床下・小屋裏・外壁の換気対策を行い、家の長寿命化を図ります。
◎ここちリノベーションのプロセス
相談・プランニング
お客様のご要望を伺い、理想の住まいを実現するためのプランを提案します。予算や工期についても詳しく説明し、納得のいくプランを作成します。
①施工
高品質な素材と確かな技術で、断熱、遮熱、空気質、防音、耐震、耐久の各性能を向上させるリフォームを行います。施工中も細部まで丁寧に作業を進め、お客様の満足を追求します。
②アフターメンテナンス
リフォーム完了後も、安心して暮らしていただくためのアフターメンテナンスを提供します。地域に密着したサービスで、突然のトラブルにもスピーディに対応します。
健康で快適、そして安心で安全な暮らしを実現するために、LIXILリフォームショップの「ここちリノベーション」をご検討ください。性能向上リフォームによって、理想の住まいを手に入れることができます。



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