LIXIL彩風は、建物や設置場所が所定の条件を満たせば、既存住宅でも後付けを検討できます。外壁への固定が可能なら壁付けタイプ、住宅外壁への工事を避けたい場合は独立フレームタイプも選択肢になります。ただし、「窓の上にスペースがあるから取り付けられる」とは限りません。建物構造や取付面、シャッターボックスや軒との位置関係、キャンバスを張り出したときの日よけ範囲や生活動線まで確認する必要があります。実際の検討では、希望する場所に付くかだけでなく、どこまで日差しを遮りたいのか、どの時間帯に使うのか、手動と電動のどちらが暮らしに合うのかまで整理しておくと判断しやすくなります。この記事では、壁付けと独立フレームの違いから、窓まわりの設置条件、強風や雨天時の使い方、操作方式、机上確認と現地調査の分け方まで解説します。後付け後の「思っていた使い方と違う」を防ぐために、住まいの条件と使い方の両方から彩風を検討していきましょう。
LIXIL彩風とは 住まいに後付けできるオーニングの基本

LIXIL彩風は窓の外で日差しを調整するオーニング
LIXIL彩風は、窓の外側にキャンバスを張り出し、室内へ入る日差しを遮るオーニングです。窓だけでなくテラスやバルコニーにも日陰をつくれるため、室内の日射対策と屋外空間の日よけを一緒に考えられます。

室内の日よけとは日差しを遮る位置が違う
| 確認項目 | 彩風の特徴 |
|---|---|
| 日差しを遮る位置 | 窓ガラスの外側 |
| 日陰をつくる場所 | 窓まわりやテラスなど |
| 日差しの調整 | キャンバスを必要に応じて開閉 |
設置前は日陰をつくりたい場所を具体化する
彩風を選ぶときは、単に「南向きだから日よけが欲しい」と考えるだけでは不十分です。
- 室内への日差しを抑えたいのか
- テラスに日陰をつくりたいのか
- どの時間帯の日差しを遮りたいのか
目的によって必要な出幅や取付位置の考え方が変わります。設置後に「欲しい場所まで影が届かない」とならないよう、窓の向きや取付高さも含めて確認することが大切です。
キャンバスの開閉で季節や時間帯に合わせて日差しを調整できる
LIXIL彩風は、必要なときだけキャンバスを張り出し、日差しを採り入れたいときには収納できるオーニングです。夏の日中と冬の午前中では、住まいに取り込みたい日差しが異なります。固定された屋根とは違い、季節や時間帯に合わせて使い分けられる点が特徴です。
日差しの状態に合わせて開閉する
| 場面 | 使い方の考え方 |
|---|---|
| 強い日差しを遮りたいとき | キャンバスを張り出して窓やテラスに日陰をつくります |
| 日差しを採り入れたいとき | キャンバスを収納して採光を妨げないようにします |
窓の向きと使う時間帯まで考える
同じ出幅でも、太陽の位置によって影のできる場所は変わります。設置前には次の条件を整理しておくと判断しやすくなります。
- 窓が向いている方角
- 日差しを遮りたい時間帯
- テラスで過ごす時間帯
- 室内へ日差しを採り入れたい季節
「大きく張り出せば十分」と考えず、実際の暮らし方と日差しの入り方を重ねて検討することが大切です。
後付けでは設置場所に合ったタイプと取付条件の確認が必要
LIXIL彩風を後付けする場合は、希望する場所に十分な空間があるだけでは設置可否を判断できません。壁付けタイプでは建物側の取付条件を確認し、外壁への工事を避けたい場合は独立フレームタイプを検討します。見た目より先に「どこへ固定するか」を整理することが大切です。

壁付けと独立フレームでは確認する場所が異なる
| タイプ | 主な確認ポイント |
|---|---|
| 壁付けタイプ | 建物構造や取付面、窓まわりの設置スペース |
| 独立フレームタイプ | フレームの設置位置や足元の施工条件、周囲のスペース |
後付け前に住まい側の条件を整理する
LIXILではC型、S型、CR型に独立フレームタイプが用意されています。ただし、独立式なら場所を選ばず設置できるわけではありません。
- 建物の構造と外壁の状態
- 窓やシャッターボックスとの位置関係
- 希望する取付高さと出幅
- 独立フレームを設置できる足元の条件
写真や図面で確認できる項目を先に整理し、取付面や実際の寸法を判断できない場合は現地確認へ進むと、後付け後の納まりや干渉を防ぎやすくなります。
LIXIL彩風の壁付けタイプと独立フレームタイプの違い

壁付けタイプは建物の外壁に取り付けるため取付面の確認が必要
LIXIL彩風の壁付けタイプは、建物側に本体を固定して設置します。そのため、窓の上に十分な空間があるように見えても、それだけでは設置できると判断できません。建物構造や固定する位置、周辺部材との納まりまで確認する必要があります。
外壁の表面だけでは取付可否を判断できない
| 確認項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 建物構造 | 木造やRC造、鉄骨造などで取付方法や納まりが異なるため |
| 取付位置 | 本体を適切に固定できる位置を確認するため |
| 窓まわり | シャッターボックスや軒などとの干渉を確認するため |
後付けでは図面と現況の両方を見る
外壁材の種類だけを見て「取り付けられる」と判断するのは避けたいところです。
- 建物の構造が確認できる図面があるか
- 希望する設置位置に十分なスペースがあるか
- シャッターボックスや軒が干渉しないか
- 現況と図面に違いがないか
写真や図面で判断できる部分を先に整理し、固定位置や実際の納まりが確認できない場合は現地で確認します。壁付けタイプでは、見えている外壁だけでなく、その奥を含めた取付条件を確認することが設置判断につながります。
独立フレームタイプは住宅外壁への工事をせずに設置できる
LIXIL彩風の独立フレームタイプは、オーニング本体を住宅外壁へ直接固定せず、テラス前や庭、デッキなどに設ける専用フレームへ取り付ける方式です。外壁への工事を避けたい場合や、建物側の条件から壁付けが適さない場合に検討できます。ただし、「外壁を使わないから設置場所を選ばない」という意味ではありません。
壁付けタイプとの違いを整理する
| 確認項目 | 独立フレームタイプ |
|---|---|
| 住宅外壁への固定 | 不要です |
| 主な設置場所 | テラス前や庭、デッキなど |
| 設置時の確認 | フレーム位置や地面側の施工条件を確認します |
独立タイプでも足元の条件は確認する
LIXIL公式では、独立フレームを地面へ埋め込んで設置する仕様としています。検討時には次の点を確認します。
- フレームを配置できるスペース
- 出入口や窓の前の生活動線
- 希望するオーニングの位置と出幅
- 柱を設置する場所の施工条件
住宅外壁への工事を避けられることだけで決めず、フレームを安全に納められる場所があるかまで確認して選ぶことが大切です。
建物の条件と設置場所から壁付けタイプと独立フレームタイプを選び分ける
LIXIL彩風は、見た目の好みだけで壁付けタイプか独立フレームタイプかを決めるものではありません。壁付けタイプは建物側へ固定するため、外壁や構造、窓まわりの納まりを確認します。一方、独立フレームタイプは住宅外壁への工事が不要ですが、フレームを埋め込む場所と足元の条件が必要です。

選び分けるときの基本
| タイプ | 向いている条件 |
|---|---|
| 壁付けタイプ | 建物側に取付条件を満たす場所があり、窓や軒との納まりを確保できる場合 |
| 独立フレームタイプ | 住宅外壁への工事を避けたい場合や、建物側への固定が適さない場合 |
独立タイプでも設置条件の確認は必要
独立フレームなら建物を選ばず設置できる、という意味ではありません。
- フレームを設置できる位置があるか
- 地面側に必要な施工スペースを確保できるか
- 窓や出入口など生活動線を妨げないか
- 希望する日よけ範囲を確保できるか
LIXILではC型、S型、CR型に独立フレームを設定しています。建物側と地面側のどちらに無理がないかを確認してからタイプを絞ると、後付け時の選択ミスを避けやすくなります。
LIXIL彩風を後付けする前に確認したい建物と取付面の条件

木造 RC造 鉄骨造など建物構造に応じた取付条件を確認する
LIXIL彩風の壁付けタイプは、建物構造によって取付方法や確認すべき部分が異なります。木造、RC造、鉄骨造では壁のつくりや固定する位置が同じではないため、「外壁に空きがあるから設置できる」とは判断できません。LIXILも彩風について建物条件に応じた図面や取付資料を用意しています。
建物構造ごとに確認するポイントが変わる
| 建物構造 | 確認の考え方 |
|---|---|
| 木造 | 外壁の仕上げだけでなく本体を固定できる下地や取付位置を確認します |
| RC造 | コンクリート躯体への固定条件や周囲の納まりを確認します |
| 鉄骨造 | 壁の構成や固定する位置を確認し建物に合った納まりを検討します |
構造が分からない場合は資料から確認する
後付けでは、建物完成後に外から見ただけでは構造や固定位置が分からないことがあります。
- 建築図面や構造図が残っているか
- 外壁の改修履歴があるか
- 希望する位置に固定条件を満たす場所があるか
- 図面と現在の建物に違いがないか
資料で判断できない部分は現地で確認します。建物構造を先に把握しておくことが、彩風のタイプや取付位置を検討する出発点になります。
壁付けタイプは外壁だけでなく固定する取付面の条件を確認する
LIXIL彩風の壁付けタイプは、外壁材そのものに固定すればよいわけではありません。本体を安定して取り付けるには、建物構造や下地を含めた取付面の条件を確認する必要があります。LIXILでも木造やRC造、鉄骨造などに応じた納まりや取付資料を用意しており、建物ごとに確認方法が異なります。
外壁材と固定できる場所は分けて考える
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 外壁材 | サイディングやALCなど外壁の種類を確認します |
| 建物構造 | 木造やRC造、鉄骨造など建物側の構造を確認します |
| 固定位置 | 本体を取り付けるための条件を満たす位置か確認します |
見た目だけで取付可能とは判断しない
後付けでは、既存住宅の状態まで含めて確認することが必要です。
- 建築図面などで建物構造を確認できるか
- 希望位置に適切な固定箇所を確保できるか
- 外壁の劣化や改修履歴がないか
- 周辺の窓や軒との納まりに問題がないか
外壁に十分な広さがあっても、固定条件を満たすとは限りません。写真や図面で判断できない部分は現地で確認し、建物に合った取付方法を選定します。
後付けでは窓や軒など周辺との位置関係も確認する
LIXIL彩風を後付けするときは、本体を取り付ける面だけでなく、窓やシャッターボックス、軒、バルコニーなど周囲との位置関係も確認します。取付面に問題がなくても、周辺部材と干渉すれば希望した高さや出幅を確保できないことがあるためです。外観だけを見て設置可否を決めるのは避けたいところです。
窓まわりでは本体を納める空間を確認する
| 確認する場所 | 確認する内容 |
|---|---|
| シャッターボックス | 本体ケースを取り付ける位置と必要な空間を確保できるか |
| 軒やバルコニー | 本体やキャンバスの動きを妨げない位置関係か |
| 窓や出入口 | 開閉や通行など普段の使い方に支障がないか |
限られたスペースでは彩風のタイプ選びも関係する
LIXILではC型やCR型に薄型ボックスが用意され、シャッターボックス上や軒下など設置スペースが限られる場所への対応が考えられています。ただし、どの住宅にも納まるわけではありません。
- シャッターボックス上の空き寸法
- 軒やバルコニー下までの高さ
- 窓や出入口との位置関係
- キャンバスを張り出したときの周囲との干渉
図面や写真で確認できる部分を整理し、寸法や納まりを判断できない場合は現地で確認します。
シャッターボックスや軒下など窓まわりで確認したい設置スペース

シャッターボックス上への設置は本体ケースを納めるスペースを確認する
LIXIL彩風をシャッターボックスの上に後付けする場合は、本体ケースを納められる空間があるかを確認します。彩風C型は本体ケースの見付けが120mmの薄型ボックスで、LIXILもシャッター上など取付スペースが狭い場所に有効としています。ただし、空き寸法だけで設置できるとは判断できません。
シャッター上では周囲との位置関係も見る
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 上部の空間 | 本体ケースを納めるスペースがあるか |
| 取付面 | 本体を固定できる条件を満たしているか |
| 周辺部材 | 軒や雨どいなどと干渉しないか |
120mmの空きだけで判断しない
本体ケースの寸法だけを見て設置可否を決めるのは避けたいところです。
- シャッターボックス上から軒までの寸法
- 本体を固定する取付位置
- 雨どいや窓との位置関係
- キャンバスを張り出す方向の空間
写真や図面で確認できる部分を先に整理し、固定条件や実寸が判断できない場合は現地で確認します。
軒下やバルコニー下では彩風の取付位置と周囲の寸法を確認する
軒下やバルコニー下にLIXIL彩風を後付けする場合は、本体が納まる高さだけでなく、キャンバスを張り出したときの周囲との位置関係まで確認します。空間が広く見えても、軒先や雨どい、窓などが近いと、希望する位置に設置できない場合があります。
本体の設置場所と周辺部材を確認する
| 確認箇所 | 確認する内容 |
|---|---|
| 軒下 | 本体を納められる高さと取付面を確認します |
| バルコニー下 | 上部との間隔や取付位置を確認します |
| 雨どいや窓 | 本体やキャンバスの動きと干渉しないか確認します |
本体が納まるだけでは判断しない
LIXILではC型を、軒下やシャッター上など取付スペースが限られる場所に有効な薄型ボックスの省スペースタイプとして案内しています。それでも、実際の設置可否は住宅ごとの条件で変わります。
- 本体を取り付ける位置
- 軒やバルコニー下までの高さ
- 雨どいや窓との位置関係
- キャンバスを張り出す前方の空間
写真や図面で寸法を確認し、判断できない部分だけ現地で実寸を確認すると、後付け後の干渉や納まり違いを防ぎやすくなります。
設置スペースが限られる場合はC型やCR型の薄型ボックスを確認する
LIXIL彩風には、窓上のスペースが限られる住宅で検討しやすいタイプがあります。C型は本体ケースの見付けが120mmの薄型ボックスで、シャッター上や軒下など取付スペースが狭い場合に有効です。CR型はC型にメッシュスクリーンを加えたタイプです。ただし、いずれも周囲の寸法と取付条件の確認が必要です。
C型とCR型の特徴を確認する
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| C型 | 本体ケースの見付けが120mmの薄型ボックスを採用した省スペースタイプです |
| CR型 | C型にメッシュスクリーンを加え、日よけと視線よけを組み合わせられるタイプです |
薄型ボックスでも周辺寸法を確認する
設置前には、本体ケースの寸法だけで判断せず、次の位置関係まで確認します。
- シャッターボックス上の空き寸法
- 軒やバルコニー下との間隔
- 窓やサッシとの位置関係
- キャンバスを張り出せる前方スペース
写真や図面で確認できる項目を先に整理し、実寸や取付位置を判断できない場合は現地で確認します。
出幅と取付高さから考える日よけ範囲と生活動線

彩風の出幅によって変わる日よけ範囲を確認する
LIXIL彩風は、キャンバスの出幅によって窓やテラスにできる日陰の範囲が変わります。出幅を大きくすれば屋外側まで覆いやすくなりますが、「大きいほど使いやすい」とは限りません。取付高さやキャンバス角度、日差しの方向も合わせて考える必要があります。
日よけしたい場所から出幅を考える
| 目的 | 確認するポイント |
|---|---|
| 室内の日射対策 | 窓への日差しをどこまで遮りたいか確認します |
| テラスの日よけ | 椅子やテーブルを使う位置まで影が届くか確認します |
| 屋外の動線確保 | 張り出した状態で前方空間を確保できるか確認します |
出幅だけで日よけ効果を決めない
彩風はタイプによって設定できる出幅が異なり、L型では最大出幅3.0mの仕様もあります。ただし、実際の日陰は設置条件や太陽の位置によって変化します。
- 日陰をつくりたい場所
- 窓の向きと日差しが強い時間帯
- 取付高さとキャンバス角度
- テラスや庭で必要な通行スペース
希望する日よけ範囲を先に決め、その範囲と住まいの条件に合う出幅を選ぶことが大切です。
取付高さとキャンバス角度から窓への日差しの入り方を考える
LIXIL彩風は、同じ出幅でも取付高さやキャンバスの角度によって、窓やテラスにできる影の位置が変わります。日よけを大きくしたいからと出幅だけで選ぶと、時間帯によっては窓の下まで日差しが入ることもあります。設置位置と太陽の入り方を合わせて考えることが大切です。
取付条件で日よけの範囲は変わる
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 取付高さ | キャンバスと窓の位置関係を確認します |
| キャンバス角度 | 前枠の高さと日差しを遮る範囲を確認します |
| 出幅 | 窓やテラスのどこまで日陰をつくりたいか確認します |
季節と時間帯まで含めて考える
太陽の高さは季節や時間帯で変わるため、一つの条件だけで日よけ効果を判断するのは避けたいところです。
- 日差しを遮りたい窓の向き
- 日差しが気になる時間帯
- 室内とテラスのどちらを優先するか
- 張り出したときの前枠の高さ
彩風はキャンバス角度を設定できる仕様がありますが、角度調整は専門取扱店へ依頼します。希望する日よけ範囲と生活動線を伝え、取付高さや出幅と合わせて検討すると設置後のずれを防ぎやすくなります。
出入口やテラスの動線を妨げない取付位置を検討する
LIXIL彩風を後付けするときは、日陰をつくれる範囲だけでなく、人が出入りしやすい位置に納まるかも確認します。キャンバスは建物から屋外側へ張り出すため、取付高さや出幅、設定する角度によって前枠の位置が変わります。テラスをどう使うかまで想定しておくことが大切です。
日よけ範囲と通りやすさを一緒に考える
| 確認する場所 | 確認する内容 |
|---|---|
| 掃き出し窓 | 室内から屋外へ出入りするときの動線を確保できるか |
| テラス | テーブルや椅子を置く場所と日陰の範囲が合っているか |
| キャンバス前方 | 張り出した状態の前枠位置が使い方の妨げにならないか |
出幅だけを大きくして決めない
彩風はタイプによって選べる出幅が異なり、キャンバスの角度も設置条件に関係します。
- 室内から庭へ出る経路
- テラスで椅子やテーブルを使う位置
- 日陰をつくりたい範囲
- 張り出した状態で必要な頭上や前方の空間
日よけを広くしたいという理由だけで仕様を決めず、実際の生活動線と重ねて取付位置を検討します。
強風や雨天時に知っておきたいLIXIL彩風の使用条件

強風や突風が予想される場合はキャンバスを収納する
LIXIL彩風は通常の風であればキャンバスを広げて使用できますが、強風や突風が予想されるときは収納が必要です。LIXILも、風に向かって歩けないような強風時や突風が予想される場合には、あらかじめキャンバスを収納するよう案内しています。耐風性能があることと、悪天候でも広げたまま使えることは同じではありません。
強風時は天候が悪化する前に収納する
| 風の状況 | 使用時の判断 |
|---|---|
| 通常の風 | 周囲の状況を確認しながら使用します |
| 強風が予想される場合 | 事前にキャンバスを収納します |
| 突風が予想される場合 | 風が強くなる前に収納します |
センサー付きでも突風への備えは必要
彩風には風を検知してキャンバスを巻き取るセンサーを選べる仕様があります。ただし、LIXILはセンサーが感知してから巻き取るまでに時間がかかるため、突風には対応できないと案内しています。
- 強風や突風の予報を確認する
- 天候悪化が予想される場合は事前に収納する
- センサーだけに収納判断を任せない
耐風性能の数値だけで使用可否を判断せず、天候の変化を見越して収納することが安全な使い方です。
雨よけとして使用するときは設置角度と降雨条件を確認する
LIXIL彩風は日よけが主な用途ですが、所定の条件を満たせば雨よけとしても使用できます。ただし、キャンバスを広げていれば雨を防げるわけではありません。雨水を流すための角度と雨の強さに使用条件があり、条件を外れる天候では収納する判断が必要です。
雨天時はキャンバスの設置角度が重要
| 確認項目 | 使用条件 |
|---|---|
| キャンバスの設置角度 | 20度以上を確保します |
| 降雨量 | 50mm/hまでです |
| 条件を超える雨 | キャンバスを収納します |
数値だけで雨天使用を判断しない
設置角度や降雨量の条件を満たしていても、周囲の風や雨の降り方によって状況は変わります。
- 横殴りの雨になっていないか
- キャンバス上に雨水がたまっていないか
- 急に雨脚が強くなっていないか
- 長時間の雨になりそうではないか
雨よけ性能を過信せず、天候が悪化する前に収納することが基本です。後付け時には、希望する日よけ範囲だけでなく、雨天使用を想定したキャンバス角度も確認しておきます。
長時間の雨や降雪が予想される場合はキャンバスを収納する
LIXIL彩風は雨よけとして使える仕様ですが、天候に関係なく出したままにできる設備ではありません。LIXILでは、長時間の雨や降雪時、またはそれらが予想される場合にはキャンバスを収納するよう案内しています。天気が崩れそうな日は、早めに収納できる状態にしておくことが基本です。
雨天時には使用条件を確認する
| 天候 | 基本的な対応 |
|---|---|
| 通常の雨 | 設置角度など使用条件を満たしているか確認します |
| 激しい雨や長時間の雨 | キャンバスを収納します |
| 降雪時 | キャンバスを収納します |
耐雨性能と収納判断は分けて考える
LIXILでは、彩風の雨天時の使用条件として設置角度20度以上、降雨量50mm/hまでを示しています。ただし、この数値だけを見て出したままにするのは適切ではありません。
- 傘を差していても濡れるような激しい雨
- 長時間続く雨
- 降雪しているとき
- これらの天候が予想されるとき
こうした場合はキャンバスを収納します。耐雨性能があることと、悪天候でも常時使用できることは別です。天気予報や実際の空模様を確認しながら使用する必要があります。
手動と電動とセンサーから考えるLIXIL彩風の操作方式

手動式と電動式は使用頻度と操作場所から選ぶ
LIXIL彩風の操作方式は、毎日の使い方を想定して選ぶことが大切です。手動式はクランクハンドルで開閉し、配線工事を必要としません。一方、電動式はスイッチ操作で開閉でき、室内から操作できるため、日差しに合わせてこまめに動かしたい場合にも使いやすい方式です。
手動式と電動式の違いを比較する
| 操作方式 | 特徴 |
|---|---|
| 手動式 | クランクハンドルで開閉し配線工事が不要です |
| 電動式 | スイッチ操作で開閉でき室内からも操作できます |
開閉する回数と操作する場所を具体的に考える
操作方式を選ぶときは、機能の多さだけで決めないことがポイントです。
- 一日に何度くらい開閉するか
- 室内から操作したいか
- 雨天時でも屋外へ出ずに操作したいか
- 電源や配線を確保できるか
たまに開閉する使い方と、季節や時間帯に合わせて頻繁に調整する使い方では、適した方式が変わります。設置場所だけでなく、実際に誰がどこから操作するのかまで考えて選びます。
リモコン式と電動手動併用式では操作方法と停電時の対応が異なる
LIXIL彩風には、離れた場所から操作できるリモコン式と、電動操作に加えてクランクハンドルでも動かせる電動手動併用式があります。どちらも普段の開閉を楽にできますが、停電時の対応には違いがあります。設置後の使い方まで考えて選ぶことが大切です。
操作方法と停電時の違いを比較する
| 操作方式 | 特徴 |
|---|---|
| リモコン式 | FM波を利用したリモコンで離れた場所から開閉できます |
| 電動手動併用式 | 電動スイッチに加えてクランクハンドルでも開閉できます |
| 停電時 | 電動手動併用式はクランクハンドルによる操作が可能です |
停電時まで考えるなら対応商品を確認する
電動手動併用式は、停電時にも手動でキャンバスを動かせることが特徴です。ただし、LIXILではすべての彩風に設定されているわけではありません。
- リモコンを使いたい場所と距離
- 日常的な開閉頻度
- 停電時にも手動操作が必要か
- 希望する彩風のタイプが対応しているか
電動手動併用式の対応商品はC型、S型、CR型です。操作の便利さだけでなく、停電時の使い方と選択する本体タイプを合わせて検討します。
風力陽光センサーと振動センサーは役割を確認して選ぶ
LIXIL彩風には、天候の変化に応じてキャンバスを自動制御するセンサーを選べる仕様があります。ただし、風力陽光センサーと振動センサーは働き方が異なり、併用もできません。「自動で収納できれば同じ」と考えず、普段の使い方に合う方を選ぶ必要があります。

二つのセンサーは検知する対象が異なる
| センサー | 主な役割 |
|---|---|
| 風力陽光センサー | 風と日差しを検知しキャンバスの開閉を自動制御します |
| 振動センサー | 強風によるオーニングの揺れを検知しキャンバスを自動収納します |
センサーがあっても突風には頼り切らない
LIXILでは、風力陽光センサーと振動センサーは同時に使用できないと案内しています。また、風や振動を検知してから巻き取るまでには時間がかかるため、突風には対応できません。
- 日差しに応じた自動開閉も求めるか
- 強風時の自動収納を主な目的にするか
- 外出中に使用する機会が多いか
- 強風や突風の予報時に事前収納できるか
センサーは悪天候時の安全を保証する装置ではありません。機能の違いを理解したうえで選び、強風や突風が予想される場合はあらかじめキャンバスを収納します。
LIXIL彩風の後付けで机上確認と現地調査を分けるポイント

写真や図面で建物構造と設置希望位置を先に確認する
LIXIL彩風の後付けは、最初から現地調査を前提にせず、写真や建築図面で確認できる情報を先に整理すると効率的です。ただし、写真だけで建物構造まで判断できるとは限りません。写真は設置希望位置や窓まわりの現況、図面は建物構造や寸法を確認する資料として使い分けます。
写真と図面では確認できる情報が異なる
| 資料 | 主に確認する内容 |
|---|---|
| 現況写真 | 設置希望位置や窓、シャッターボックス、軒、雨どいなどの状況 |
| 建築図面 | 建物構造や窓位置、高さなど図面に記載された情報 |
机上確認では設置可否を決めつけない
資料をそろえる目的は、現地調査を省くことではなく、現地で確認すべき点を絞ることです。
- 彩風を取り付けたい外壁全体の写真
- 窓上から軒までが分かる写真
- 建物構造を確認できる図面
- 希望する日よけ範囲や設置位置
図面と現在の建物が一致していない場合や、固定する取付面の状態を資料だけで判断できない場合は、現地で確認します。先に机上で情報を整理することで、壁付けタイプと独立フレームタイプのどちらを検討すべきかも絞り込みやすくなります。
シャッターボックスや軒下の寸法は資料と現況を照合する
LIXIL彩風を後付けするときは、図面や商品資料だけで設置可否を決めず、現在の窓まわりと照合することが大切です。建築後にシャッターや雨どいが追加されていたり、図面と実際の納まりが異なっていたりすると、想定していた位置に本体を取り付けられない場合があります。
資料で確認できる内容を先に整理する
| 確認資料 | 確認する内容 |
|---|---|
| 建築図面 | 窓の位置や建物構造、軒やバルコニーとの関係 |
| 現地写真 | シャッターボックスや雨どいなど現在の窓まわり |
| 商品資料 | 本体ケースの寸法や必要な設置条件 |
資料と現況が一致しているか確認する
C型やCR型は薄型ボックスで、シャッター上や軒下など限られたスペースへの設置を検討できます。ただし、実際の空き寸法が足りるかは別の確認です。
- シャッターボックス上の空き寸法
- 軒下やバルコニー下の高さ
- 雨どいや窓との位置関係
- 本体を固定する取付面
写真や図面で判断できない寸法だけを現地で確認すると、後付け前の調査を効率よく進められます。
取付面や独立フレームの設置条件を判断できない場合は現地で確認する
LIXIL彩風の後付けでは、写真や図面だけで設置可否を判断できないことがあります。壁付けタイプでは固定する取付面の状態、独立フレームタイプではフレームを埋め込み設置できる場所があるかなど、実際の現況を見なければ分からない部分が残るためです。机上で確認できる項目を整理したうえで、必要な部分だけ現地調査へ進みます。
机上確認と現地確認を分けて考える
| 確認方法 | 確認しやすい内容 |
|---|---|
| 写真や図面 | 建物構造や設置希望位置、窓や軒との大まかな位置関係 |
| 現地調査 | 取付面の状態や実寸、独立フレームを設置する場所の現況 |
現地調査が必要になる判断ポイント
独立フレームは住宅外壁への工事が不要ですが、地面へ埋め込み設置する仕様です。壁付けタイプとは確認する場所が異なります。
- 図面だけでは固定位置を判断できない
- 写真では軒や窓まわりの寸法が分からない
- 独立フレームを設置する場所の現況を確認する必要がある
- 図面と現在の建物に違いがある
すべての案件で最初から現地調査を行うのではなく、机上確認で判断できない項目が残った場合に現地で確認すると、無駄なく設置可否を絞り込めます。
LIXIL彩風の後付けでよくある質問

LIXIL彩風は既存住宅にも後付けできるか
LIXIL彩風は、建物や設置場所が取付条件を満たせば既存住宅でも後付けを検討できます。ただし、窓の上に空きがあるだけでは設置可否を判断できません。壁付けタイプでは建物構造や固定位置、独立フレームタイプでは柱を設置する場所など、選ぶ方式によって確認点が変わります。

後付けで確認する条件を整理する
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 建物側 | 建物構造や取付面など壁付けに必要な条件を確認します |
| 窓まわり | シャッターボックスや軒などとの位置関係を確認します |
| 独立フレーム | フレームを埋め込み設置できる場所を確認します |
まず写真や図面から設置可能性を確認する
後付けだからといって、最初から現地調査が必要とは限りません。
- 彩風を設置したい場所の写真
- 窓から軒までが分かる写真
- 建物構造を確認できる図面
- 希望する日よけの範囲
こうした資料から壁付けと独立フレームのどちらを検討できるか整理し、取付面や実寸など机上では判断できない項目が残る場合に現地で確認します。外壁への工事が難しい場合でも、独立フレームという選択肢があります。
外壁に取り付けられない場合でも彩風を設置できるか
外壁への固定が難しい場合でも、LIXIL彩風には独立フレームタイプという選択肢があります。住宅外壁へ直接取り付けず、地面に埋め込み設置したフレームへオーニング本体を固定する方式です。ただし、外壁を使わないからといって、どこにでも設置できるわけではありません。
壁付けが難しい場合は独立フレームを検討する
| 確認項目 | 考え方 |
|---|---|
| 外壁への固定 | 独立フレームタイプでは住宅外壁への工事が不要です |
| フレームの設置 | 地面へ埋め込み設置できる場所が必要です |
| 対応する本体 | 希望する彩風のタイプが独立フレームに対応しているか確認します |
独立フレームでも敷地側の条件を確認する
外壁に取り付けられないことだけで独立フレームを選ぶのは早計です。
- フレームを配置できるスペースがあるか
- 地面側に埋め込み施工できる条件があるか
- 窓や出入口の動線を妨げないか
- 希望する日よけ範囲を確保できるか
まず写真や図面で設置場所を確認し、地面の状態や実寸を判断できない場合は現地調査で確認します。
シャッターボックスの上にも彩風を設置できるか
条件が合えば、シャッターボックス上にもLIXIL彩風を設置できます。C型とCR型は本体ケースの見付けが120mmの薄型ボックスで、LIXILもシャッター上など取付スペースが狭い場所に有効と案内しています。ただし、「C型やCR型なら必ず設置できる」という意味ではありません。
シャッター上で確認したい条件
| 確認項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 上部スペース | 本体ケースを納める空間があるか |
| 取付面 | 建物側に適切な固定位置を確保できるか |
| 周辺部材 | 軒や雨どいなどと干渉しないか |
薄型ボックスでも設置可否は住宅ごとに異なる
後付けでは、シャッターボックスだけを測って判断しないことが大切です。
- シャッター上から軒までの空き寸法
- 本体を固定する取付面
- 雨どいや窓との位置関係
- キャンバスを張り出せる前方空間
まず写真や図面で確認し、寸法や固定条件を判断できない場合は現地で確認します。
強風や雨のときは彩風を収納する必要があるか
通常の風雨であれば、LIXIL彩風は必ずしもキャンバスを収納する必要はありません。ただし、強風や突風、激しい雨、長時間の雨、降雪が予想される場合は収納が必要です。天候が悪化してから慌てて操作するのではなく、予報を確認して早めに収納する使い方が基本です。
天候によって収納の判断が変わる
| 天候 | 基本的な対応 |
|---|---|
| 通常の風雨 | 使用条件の範囲内であれば使用できます |
| 強風や突風 | 予想される段階で収納します |
| 激しい雨や長時間の雨 | キャンバスを収納します |
| 降雪 | 予想される場合も含めて収納します |
耐風性能や耐雨性能を過信しない
LIXILでは強風時や雨天時の使用条件を定めています。数値上の性能だけで判断せず、次のような場面では事前に収納します。
- 風に向かって歩けないような強風
- 突風が予想されている
- 傘を差していても濡れるような激しい雨
- 長時間の雨や雪が予想されている
センサー付きの仕様でも悪天候への備えをすべて任せられるわけではありません。天気予報と実際の空模様を確認し、安全側で判断することが大切です。
停電時にも彩風を操作できる仕様はあるか
停電時の操作まで考えるなら、LIXIL彩風の「電動手動併用式」が選択肢になります。通常は電動スイッチで開閉し、停電などで電動操作ができない場合にはクランクハンドルでも動かせる仕様です。ただし、すべての彩風に設定されているわけではないため、本体タイプと操作方式をセットで確認します。
停電時の対応は操作方式によって異なる
| 操作方式 | 停電時の考え方 |
|---|---|
| 電動式やリモコン式 | 電源が使えない状態では通常の電動操作ができません |
| 電動手動併用式 | クランクハンドルによる手動操作にも対応します |
対応する彩風のタイプも確認する
電動手動併用式に対応しているのは、彩風C型、S型、CR型です。L型は対象に含まれません。
- 停電時にもキャンバスを収納できるようにしたい
- 日常は電動で手軽に操作したい
- 希望する本体タイプが電動手動併用式に対応しているか
停電対策だけで操作方式を決めず、普段の開閉頻度や設置場所も含めて選ぶと、実際の暮らしに合った仕様を判断しやすくなります。
まとめ
LIXIL彩風は、建物や設置場所が取付条件を満たせば、既存住宅でも後付けを検討できます。ただし、壁付けタイプは建物構造や取付面、窓やシャッターボックス、軒との位置関係を確認する必要があり、外壁への工事が難しい場合は独立フレームタイプも選択肢になります。日よけ範囲は出幅や取付高さ、キャンバス角度によって変わるため、見た目や大きさだけで決めると、生活動線や希望する位置に影が届かないといったずれが生じることがあります。強風や雨天時の使用条件、手動式や電動式、センサーの違いも、実際の使い方に合わせて確認しておきたいポイントです。まずはLIXIL公式ページや施工事例を確認し、写真や図面から設置条件を整理しましょう。資料だけでは判断できない取付面や実寸が残る場合は、専門業者に確認することで、住まいに合った後悔しにくい選択につながります。
LIXIL彩風のタイプや仕様、キャンバスのバリエーションなどを確認したい方は、LIXIL公式の商品ページもあわせてご確認ください。
LIXIL公式「彩風」商品ページを確認する
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