古い玄関引き戸は、LIXILリシェント玄関引戸2を使って交換できる場合があります。ただし、既存枠の内側に新しい枠を取り付けるカバー工法では、開口幅や高さが小さくなったり、下枠に段差が生じたりすることがあります。見た目や機能だけで商品を選ばず、住宅の構造や既存枠の状態、交換後の使い勝手まで確認することが後悔を防ぐ第一歩です。長年使ってきた玄関引き戸の動きが悪い、鍵がかかりにくい、冬場の冷えが気になるといった悩みから、交換を検討する方もいるでしょう。一方で、木製の古い引き戸でも交換できるのか、工事は一日で終わるのか、車椅子や大型家具の通行に支障がないかなど、事前に確かめたい点は少なくありません。この記事では、リシェント玄関引戸2の設置条件、修理と交換の判断基準、開口寸法や段差の注意点、断熱性や防犯機能の違いを解説します。写真や概算寸法による事前確認の方法も紹介しますので、ご自宅に合った交換方法を比較し、納得してリフォームを進めるための参考にしてください。
LIXILリシェント玄関引戸2とは 既存枠を活用するカバー工法の特徴

リシェント玄関引戸2でできる玄関引き戸リフォームの特徴
LIXILのリシェント玄関引戸2は、古くなった玄関引き戸を住まいの外観や暮らし方に合わせて一新できるリフォーム商品です。和風住宅に調和する格子デザインから現代的な意匠まで用意されており、見た目と使いやすさの両方を検討できます。
住宅の外観に合わせて選べるデザイン
玄関の印象は、引き戸の格子や色、ガラスの配置によって変わります。LIXILでは、住宅の雰囲気に合わせたデザインを展開しています。
- 和風:伝統的な住宅の外観になじむ格子デザイン
- 和モダン:和の落ち着きと現代的な印象を組み合わせたデザイン
- シンプルモダン:すっきりした外観を演出するデザイン
日常の開閉や施錠の使いやすさも改善できる
新しい引き戸では、握りやすさに配慮したハンドルや電気錠なども検討できます。ただし、電気錠は引き戸の枚数によって対応が異なり、すべての仕様で選べるわけではありません。希望する機能とデザインを整理し、対応する商品を専門業者に確認することが大切です。
壁や床を大きく壊さずに交換できるカバー工法の仕組み
LIXILリシェント玄関引戸2は、既存の玄関引き戸の枠を活用する「カバー工法」を採用しています。外壁や玄関土間を大きく取り壊さずに交換できるため、住宅への負担や工事に伴う騒音、粉じんを抑えやすいことが特徴です。
既存枠の上に新しい枠を取り付ける仕組み

古い引き戸を取り外し、必要な部分を加工してから新しい枠を固定します。室内外の額縁部材で既存枠を覆うため、枠まわりもきれいに仕上げられます。
- 既存の玄関引き戸を取り外して枠を残す
- 新しい枠の水平と垂直を調整して固定する
- 引き戸と額縁を取り付けて開閉や施錠を確認する
カバー工法でも壁や床の補修が必要になる場合
既存枠の腐食や周囲の劣化がある場合は、補修や追加工事が必要になることがあります。また、新しい枠を重ねることで開口寸法が変わるため、施工前の確認が欠かせません。具体的な工事内容は住宅の状態によって異なり、専門業者による判断が必要です。
玄関引き戸の交換事例で確認する施工前後の違いと注意点
玄関引き戸の交換事例では、外観の変化だけでなく、開閉のしやすさや出入りする際の足元にも注目したいところです。LIXILリシェント玄関引戸2の施工イメージを参考に、交換前後で何が変わるのかを整理しましょう。
施工前後で比較したい外観と使い勝手
古い木製引き戸から交換する場合、玄関の印象が大きく変わることがあります。ただし、見た目の改善と機能面の改善は分けて考える必要があります。
- 外観:扉の色や格子デザインによる印象の変化
- 開閉:新しい戸車やレールによる操作感の違い
- 採光:ガラス面の配置や種類による明るさの変化
完成写真だけでは分からない施工上の注意点
施工後の写真では、既存枠と新しい枠の重なりや下枠の段差を判断しにくい場合があります。交換によって通行できる幅や高さが変わることもあるため、完成時の寸法と足元の納まりを施工業者に確認してください。実際の仕上がりは住宅の状態や選択する仕様によって異なります。
古い玄関引き戸は修理と交換のどちらを選ぶべきか

鍵や戸車の不具合は部品修理で改善できる場合がある
玄関引き戸が重くなったり鍵がかかりにくくなったりしても、すぐに本体交換が必要とは限りません。戸車や錠の位置ずれ、部品の摩耗が原因であれば、専門業者による調整や部品交換で改善する可能性があります。
戸車の不具合で起こりやすい開閉の症状
戸車は引き戸の下部で扉を支え、レール上を滑らかに動かす部品です。次のような症状があれば点検を検討してください。
- 引き戸を動かす際に異音が発生する
- 途中で引っ掛かり開閉が重くなる
- 扉が傾いて閉まりにくくなる
鍵の不具合は錠と扉の位置関係も確認する
鍵がかかりにくい原因は、錠の故障だけとは限りません。戸車の高さがずれて扉が傾き、錠のかみ合わせが悪くなる場合もあります。無理に鍵を回すと破損につながるため、専門業者に原因を確認してもらいましょう。部品の供給状況や製品の状態によっては、修理できない場合もあります。
枠の傷みや建付け不良で玄関引き戸の交換を検討する目安
玄関引き戸が重い、閉めても隙間が残るといった症状は、戸車の調整だけで改善する場合があります。一方、枠自体に傷みや変形がある場合は、部品の修理だけでは対応できないこともあります。
枠の劣化と建付け不良を見分ける着眼点
建付けとは、引き戸と枠の位置関係や納まりの状態です。次の症状が続く場合は、専門業者による点検が必要です。
- 閉めた際に引き戸と縦枠の間に隙間ができる
- 枠に腐食やぐらつきが見られる
- 引き戸が枠に当たり、開閉しづらい
既存枠の状態によって交換方法も変わる
LIXILリシェント玄関引戸2は既存枠を利用するため、枠の固定状態や周囲の下地も確認が必要です。腐食や建物側の変形が疑われる場合は、新しい引き戸を取り付けても問題が残る可能性があります。補修を優先するか、交換工法を見直すかを専門業者と相談して判断してください。
不具合の症状と部品の供給状況から修理か交換かを判断するポイント
玄関引き戸の不調は、症状だけで本体交換が必要とは決められません。不具合が一部分に限られるか、対応する交換部品が入手できるかを確認すると、修理と交換を比較しやすくなります。
症状と製品情報から修理の可能性を確認する
開閉時の引っ掛かりや鍵のかかりにくさは、戸車や錠の調整、部品交換で改善する場合があります。相談時は次の情報を伝えると原因の特定に役立ちます。
- 症状:いつから、どの動作で不具合が出るか
- 製品情報:メーカー名と商品名、品番
- 写真:引き戸全体と不具合のある部分
交換用部品が入手できない場合の判断
古い玄関引き戸では、部品の供給終了によって修理できないことがあります。ただし、部品が見つからないだけで交換を決める必要はありません。専門業者に部品の供給状況と修理可否を確認し、対応が難しい場合はLIXILリシェント玄関引戸2などへの交換を検討します。
| 確認する状態 | 検討する対応 |
|---|---|
| 戸車や錠など一部の不具合 | 調整や部品交換による修理の可能性を確認する |
| 枠の腐食や大きな変形 | 下地補修の必要性や交換工法を確認する |
| 交換部品の供給終了 | 修理可否を確認したうえで本体交換を検討する |
リシェント玄関引戸2を設置できる住宅と既存枠の条件

木造住宅と土間納まりがリシェント玄関引戸2の設置条件となる理由
LIXILリシェント玄関引戸2は、木造住宅の土間納まりを対象としたリフォーム商品です。既存枠を利用できても、建物の構造や玄関床の状態が施工条件に合わなければ設置できません。

木造住宅に限定される理由と固定方法
新しい枠は、柱などの木下地に指定のねじで固定し、必要な強度を確保する設計です。そのため、鉄骨造や鉄筋コンクリート造には対応していません。
- 木造軸組工法や枠組壁工法などの建物構造
- 新しい枠を固定する柱や下地の強度
- 既存枠と周囲の壁の納まり
土間納まりで確認する玄関床と下枠の条件
土間納まりとは、玄関の下枠を土間床と取り合わせる施工形態です。床面の高さや下枠周囲の状態によって、段差への対応や防水処理が必要になります。木造住宅でも必ず設置できるとは限らないため、住宅の構造と玄関の写真を専門業者に伝え、適合条件を確認してください。
既存枠や柱の腐食と雨漏りが玄関引き戸の交換に与える影響
玄関引き戸の周囲に腐食や雨漏りの跡がある場合、扉を交換するだけでは問題が解消しないことがあります。LIXILリシェント玄関引戸2は既存枠を活用するため、枠を支える柱や下地の状態も施工可否に関係します。
既存枠や柱の腐食が固定強度に及ぼす影響
木部の腐食や金属枠の著しい劣化があると、新しい枠を確実に固定できない場合があります。次のような状態が見られる場合は、専門業者による確認が必要です。
- 既存枠にぐらつきや大きな変形がある
- 柱や敷居に変色や腐食の跡がある
- 枠の接合部に著しいさびや隙間がある
雨漏りが疑われる場合は原因の確認を優先する
雨天後に玄関まわりが濡れる場合は、結露との違いや雨水の侵入経路を調べる必要があります。漏水が確認された場合は、原因に応じた防水処理や下地補修を検討します。傷んだ部分を新しい枠で覆うだけでは劣化の原因を解消できないため、専門業者に状態を確認してもらいましょう。
開口部の寸法と既存枠の状態から確認する設置可否の判断ポイント
LIXILリシェント玄関引戸2の設置可否は、玄関の幅や高さだけでは判断できません。既存枠に新しい枠を重ねるため、開口部の寸法に加えて、枠のゆがみや固定部分の状態も確認する必要があります。
開口部の幅と高さを複数箇所で確認する理由
古い玄関では、枠の上下や左右で寸法が異なる場合があります。専門業者は次の項目を確認し、製品の製作範囲と照合します。
- 開口幅:上部と中央と下部の寸法差
- 開口高さ:左右で異なる高さや床との位置関係
- 枠の状態:水平や垂直のずれと変形の有無
既存枠と建物側の固定強度を確認する
新しい枠は、メーカーが定める条件に従って確実に固定する必要があります。既存枠の見た目が正常でも、内部の下地や固定状態は写真だけでは判断できません。事前に写真と概算寸法を確認し、施工可能性を整理したうえで、最終的な採寸と固定強度の確認を専門業者に依頼してください。
カバー工法で玄関引き戸の開口幅や高さはどう変わるのか

カバー工法で玄関引き戸の開口幅や高さが変わる理由
LIXILリシェント玄関引戸2のカバー工法では、既存の玄関枠を残し、その内側に新しい枠を取り付けます。そのため、交換前と同じ玄関でも、扉を開けたときの幅や高さが小さくなる場合があります。
新しい縦枠の厚みが開口幅に与える影響

左右の既存枠に新しい枠を重ねると、部材の厚みによって通行できる幅が変わります。引き戸の枚数や枠の構造によっても違いが生じるため、交換前の開口幅をそのまま確保できるとは限りません。
- 左右の縦枠:新しい枠の厚みが通行幅に影響する
- 上枠:新しい部材の納まりによって高さが変わる
- 下枠:床との取り合いによって足元の高さが変わる
上枠と下枠の取り付けで通行高さも変わる
上枠と下枠にも新しい部材が加わるため、通行できる高さが小さくなる場合があります。特に下枠は玄関土間との位置関係によって段差が生じることもあります。寸法の変化は既存枠の状態や製品仕様によって異なるため、完成後の開口幅と高さを施工業者に確認してください。
有効開口寸法と既存枠の寸法を区別する確認ポイント
玄関引き戸の交換では、既存枠の幅がそのまま通行できる幅になるわけではありません。LIXILリシェント玄関引戸2は既存枠の内側に新しい枠を納めるため、採寸値と交換後の開口寸法を区別する必要があります。
既存枠の寸法は新しい枠を設置するための基準
既存枠の内側の幅と高さは、製品の設置可否を判断する材料です。枠にゆがみがある場合もあるため、専門業者が複数箇所を採寸し、製作可能な寸法範囲と照合します。
- 既存枠の開口寸法:新しい枠を納める部分の幅と高さ
- 製品の枠寸法:実際に取り付ける新しい枠の大きさ
- 有効開口寸法:引き戸を開けた状態で通行できる幅と高さ
交換後の有効開口寸法は別に確認する
新しい枠や引き戸の構造によって、通行できる幅や高さは変わります。2枚建てと4枚建てでも条件が異なるため、交換前の寸法だけで判断せず、完成後の有効開口寸法を施工業者に確認してください。
家具の搬入や車椅子の通行を考えた交換前後の寸法確認
玄関引き戸の交換では、扉を開けたときに通行できる幅や高さが変わる場合があります。カバー工法で既存枠の内側に新しい枠を設置すると、以前は通せた大型家具が通らなくなる可能性もあるため、交換前後の寸法確認が必要です。
大型家具の搬入に必要な開口幅と高さ
冷蔵庫や大型家具の搬入では、本体寸法だけでなく、運搬時の持ち手や養生材の厚みも考慮します。次の項目を確認しましょう。
- 引き戸を全開にしたときの実際に通れる幅
- 上枠から下枠までの通行可能な高さ
- 玄関内外の曲がり角や搬入経路の余裕
車椅子の通行は開口幅と足元の条件を確認する
車椅子では開口幅に加え、下枠の段差や扉の操作位置、方向転換できるスペースも関係します。使用する車椅子の寸法や介助の有無を施工業者に伝え、交換後も無理なく通行できるか確認してもらいましょう。
玄関引き戸の交換後に段差で後悔しないための確認ポイント

カバー工法で玄関引き戸の下枠に段差が生じる理由
カバー工法では、古い玄関引き戸を取り外しても既存の枠は残し、その上に新しい枠を取り付けます。LIXILリシェント玄関引戸2でも、この重なりによって新しい下枠が玄関土間より高くなり、段差が生じる場合があります。
既存の下枠に新しい部材を重ねる構造

既存枠を撤去する工法とは異なり、新しい下枠の取り付け位置は既存枠の形状や床面の高さに左右されます。段差の大きさが一律でないのは、住宅ごとに納まりが異なるためです。
- 既存下枠の形状と高さ
- 新しい下枠を固定する位置
- 玄関土間と既存枠の位置関係
下枠の立ち上がりは施工前に確認する
段差が生じる位置や高さは、選択する仕様や現場条件によって変わります。交換前に下枠の納まり図を施工業者に確認してもらい、完成後の立ち上がりがどの程度になるか説明を受けておくと安心です。
玄関土間と下枠の高さが出入りのしやすさに与える影響
玄関の出入りやすさは、下枠だけでなく、室内側の土間と屋外側のポーチの高さにも左右されます。段差が小さくても、荷物を持った出入りや足を上げにくい方には負担になる場合があるため、交換後の足元を確認することが大切です。
室内外の土間と下枠の高さを確認する
同じ下枠でも、室内側の土間が低い住宅と屋外のポーチが低い住宅では、段差の現れ方が異なります。施工前には次の位置関係を確認します。
- 室内側の土間から下枠上面までの高さ
- 屋外側のポーチから下枠上面までの高さ
- 下枠周辺の床の傾斜や凹凸の有無
日常の動作から段差の影響を判断する
買い物袋を持った出入りやベビーカーの移動では、わずかな段差でも使いにくさを感じる場合があります。車椅子を使用する場合は、前輪の通過や介助のしやすさも確認が必要です。完成後の段差の高さと位置を施工業者に確認し、普段の生活に合った納まりを検討してください。
下枠段差緩和材と土間補修を検討する際の注意点
LIXILリシェント玄関引戸2の交換では、既存枠に新しい下枠を重ねることで段差が生じる場合があります。段差への対応には専用の下枠段差緩和材や玄関土間の補修がありますが、床の状態に合わせた検討が必要です。
下枠段差緩和材の役割と選択時の確認事項
下枠段差緩和材は、下枠の立ち上がりを緩やかにして、つまずきにくくするための部材です。LIXILではゴム製やステンレス製などが用意されています。
- 段差の高さと部材の対応寸法
- 玄関土間の傾斜や床面の状態
- 車椅子や歩行補助具の使用状況
土間補修が必要になるケースと施工上の注意
既存の土間に大きな凹凸やひび割れがある場合、段差緩和材だけでは対応できないことがあります。土間補修を検討する際は、仕上がりの高さだけでなく、雨水の侵入防止や下枠周囲の納まりも確認が必要です。専門業者に現場の状態を確認してもらい、適切な方法を選びましょう。
断熱性と防犯性で選ぶリシェント玄関引戸2の仕様と機能

リシェント玄関引戸2の断熱仕様とアルミ仕様の違い
LIXILリシェント玄関引戸2の断熱性を比較する際は、PG仕様とSG仕様の違いを確認します。どちらもアルミ形材を使用していますが、主にガラス構成が異なり、玄関からの熱の出入りに差が生じます。
PG仕様とSG仕様の構造と断熱性の違い
PG仕様は複層ガラス、SG仕様は単板ガラスを使用する構成です。複層ガラスはガラス間の中空層によって熱の移動を抑えます。
- PG仕様:複層ガラスを使用し、断熱性に配慮した仕様
- SG仕様:単板ガラスを使用する仕様
- 共通点:枠や障子の主な部材にアルミ形材を使用
住宅の地域と玄関の寒さに合わせた仕様選び
寒さが気になる住宅では、PG仕様を中心に検討するとよいでしょう。ただし、断熱性能は選択するデザインやガラス構成によって異なります。希望する外観と必要な断熱性能を整理し、対応する仕様を専門業者に確認してください。
複層ガラスの種類と玄関の寒さ対策で確認したいポイント
玄関の寒さが気になる場合は、引き戸に使われるガラスの種類を確認することが大切です。LIXILリシェント玄関引戸2では、デザインや仕様によってガラス構成が異なり、断熱性能にも違いがあります。
一般複層ガラスとLow-E複層ガラスの違い
複層ガラスは、ガラスの間に中空層を設けて熱の移動を抑える構造です。Low-E複層ガラスは特殊な金属膜によって、さらに熱の移動を抑えます。
- 一般複層ガラス:単板ガラスより熱が伝わりにくい構造
- Low-E複層ガラス:特殊な金属膜で断熱性能を高める構造
- ガラスの選択:デザインや製品仕様によって対応範囲が異なる
玄関の寒さはガラス以外の条件にも左右される
玄関の冷えには、枠や扉の構造、隙間風、住宅の間取りなども関係します。ガラスの断熱性能だけで交換後の暖かさは判断できません。希望するデザインに対応するガラス仕様を確認し、住宅の断熱状況も踏まえて専門業者に相談してください。
二重ロックや鎌錠とセキュリティサムターンによる防犯対策
LIXILリシェント玄関引戸2には、不正解錠やこじ破りへの対策として、複数の防犯機能が備わっています。二重ロックや鎌錠は屋外からの侵入に対する抵抗力を高め、セキュリティサムターンは室内側の解錠操作を制限する仕組みです。
二重ロックと鎌錠による侵入対策
二重ロックは施錠箇所を増やし、鎌錠は扉と枠のかみ合わせを強める構造です。それぞれ異なる不正解錠の手口に対応しています。
- 二重ロック:2か所の施錠で不正解錠への抵抗力を高める
- 鎌錠:フック状の金具でこじ破りに対する抵抗力を高める
- ディンプルキー:複製や不正解錠が難しい構造を採用
セキュリティサムターンの役割と使用上の注意
セキュリティサムターンは、防犯状態に設定すると室内側のつまみを操作しても解錠できなくなる機能です。ガラス破りによる侵入対策に役立ちますが、室内からの避難にも関わるため、家族で操作方法と解除方法を確認しておく必要があります。
玄関引き戸の交換を相談する前に確認したい写真と寸法

玄関引き戸の全体写真と下枠の写真で確認したいポイント
LIXILリシェント玄関引戸2への交換を相談するときは、玄関全体と下枠の写真を分けて用意すると、既存枠の形状や床との取り合いを伝えやすくなります。扉だけを近くから撮ると、施工条件の判断に必要な周囲の様子が分かりません。
全体写真では枠の四辺と周囲の壁を写す
室内側と屋外側の両方から、上枠、左右の縦枠、下枠まで画面に収めます。次の部分も写っていると事前確認に役立ちます。
- 引き戸の枚数と欄間の有無
- 枠と外壁や室内壁の接合部分
- 玄関周囲の壁や床との位置関係
下枠の写真では段差や劣化の状態を確認する
下枠は室内側と屋外側から撮影し、床との段差や隙間が分かるようにします。さび、ひび割れ、腐食が疑われる部分は接写も追加するとよいでしょう。写真だけで下地の状態や固定強度まで判断できるとは限りませんが、事前に確認事項を整理する材料になります。
既存枠の幅と高さがリシェント玄関引戸2の設置判断に必要な理由
LIXILリシェント玄関引戸2は、既存枠の内側に新しい枠を取り付ける商品です。既存枠の幅と高さが分からないと、製品の対応寸法に収まるか、希望する引き戸を設置できるか判断できません。
幅と高さから製品の対応範囲を確認する
既存枠の内側の寸法を基に、選択する仕様や引き戸の枚数に対応できるか調べます。欄間の有無や枠の形状も、新しい枠の納まりに関係するため確認が必要です。
- 幅:左右の既存枠の内側を測る
- 高さ:上枠から下枠までを測る
- 測定位置:寸法を測った箇所を記録する
既存枠にゆがみがある場合は複数箇所を測定する
古い玄関では、上下で幅が違ったり、左右で高さが異なったりする場合があります。相談時の概算寸法は事前判断に役立ちますが、製品を発注する際は専門業者が複数箇所を採寸し、水平や垂直も確認して製作寸法を決定します。
写真と概算寸法による事前確認と現地調査が必要になる条件

玄関引き戸の交換では、最初から現地調査を行うとは限りません。LIXILリシェント玄関引戸2は、写真や概算寸法、住宅の構造などを基に、設置の可能性や希望する仕様を事前に確認できる場合があります。
写真と概算寸法で事前に確認できる内容
専門業者に相談する際は、玄関の状態が分かる資料を用意すると、商品選定や概算見積もりの検討に役立ちます。
- 玄関引き戸の室内側と屋外側の全体写真
- 既存枠の幅と高さのおおよその寸法
- 下枠と玄関土間の段差が分かる写真
- 住宅の構造や築年数などの建物情報
現地調査で確認する必要がある施工条件
写真では判断できない枠の固定強度や下地の劣化、寸法のゆがみがある場合は、現地調査が必要です。また、正式な製作寸法や下枠の納まりも専門業者による確認が欠かせません。事前確認で不明な点を整理し、必要な調査内容を明確にしてから進めるとよいでしょう。
リシェント玄関引戸2の交換でよくある質問と回答

古い木製玄関引き戸からリシェント玄関引戸2に交換できるのか
古い木製の玄関引き戸でも、LIXILリシェント玄関引戸2に交換できる場合があります。既存枠が木製という理由だけで対象外にはなりません。ただし、建物の構造や木枠の状態など、設置条件を満たす必要があります。
既存の木製枠を活用して交換できる条件
リシェント玄関引戸2は、既存の木製枠についても、メーカーが定める固定条件などを満たすか確認する必要があります。交換を検討する際は、次の点を確認します。
- 建物が木造住宅で土間納まりになっている
- 既存の木製枠や周囲の柱に著しい腐食がない
- 新しい枠を固定できる下地と開口寸法が確保できる
木製の敷居や柱が傷んでいる場合の対応
長年使用した木製引き戸では、雨水や湿気によって敷居や柱が傷んでいる場合があります。腐食やぐらつきがある場合は、補修や別の施工方法が必要になることもあります。まずは玄関全体と傷みのある部分の写真を用意し、専門業者に交換の可能性を確認してもらいましょう。
リシェント玄関引戸2の交換工事は一日で完了するのか
LIXILリシェント玄関引戸2は、既存枠を利用するカバー工法により、通常は1日での交換を想定した商品です。ただし、メーカーも1日を目安としており、どの住宅でも当日中に完了するとは限りません。
1日施工を想定できる理由と主な作業
既存の壁や床を大きく解体せずに新しい枠を取り付けられるため、工事の範囲を抑えられます。主な作業は次のとおりです。
- 古い引き戸の取り外しと既存枠の必要な加工
- 新しい枠と引き戸の取り付け
- 内外の額縁の施工と建付けや施錠の確認
工期が延びる可能性がある現場の条件
既存枠の著しい変形や下地の腐食、下枠周辺の補修などが見つかると、追加工事が必要になる場合があります。交換を依頼する際は、事前に写真で状態を伝え、施工業者に予定工期と追加工事が生じた場合の対応を確認しておきましょう。
リシェント玄関引戸2の電気錠は2枚建と4枚建で対応が異なるのか
LIXILリシェント玄関引戸2は、引き戸の枚数によって電気錠の対応が異なります。2枚建には電気錠の設定がありますが、4枚建には設定がありません。交換後に鍵の操作を便利にしたい場合は、引き戸の枚数を確認する必要があります。
2枚建で選べる電気錠の種類と操作方法
2枚建では、電池式のCAZASシステムと簡易タッチキーシステムを選択できます。操作方法には次の違いがあります。
- CAZAS:ボタンを押してカードキーやタグキーをかざし、施解錠する
- 簡易タッチキー:リモコンを携帯し、ボタン操作で施解錠する
- 手動キー:従来の鍵を差し込んで施解錠する
4枚建は電気錠に対応していない
4枚建では電気錠を選択できないため、手動キーでの施解錠が基本となります。また、2枚建でも希望するデザインや仕様との組み合わせを確認する必要があります。電気錠を希望する場合は、対応する製品構成を施工業者に確認してください。
| 引き戸の構成 | 電気錠の対応 |
|---|---|
| 2枚建 | CAZASシステム、簡易タッチキーシステムの設定あり |
| 4枚建 | 電気錠の設定なし。手動キーで施解錠する |
まとめ
古い玄関引き戸をLIXILリシェント玄関引戸2へ交換する際は、見た目や鍵の使いやすさだけでなく、設置条件と交換後の開口寸法、下枠の段差を確認してから判断することが大切です。既存枠を利用するカバー工法は壁や床の解体を抑えやすい一方、新しい枠が加わることで通行できる幅や高さが変わり、玄関土間との間に段差が生じる場合があります。また、木造住宅の土間納まりなど製品の施工条件に合っていても、枠や柱の腐食、ゆがみがあれば補修や別の方法を検討する必要があります。断熱仕様や防犯機能、電気錠の対応も、選ぶデザインや引き戸の構成によって違います。まずは玄関全体と下枠の写真、幅と高さのおおよその寸法、住宅の構造を整理し、LIXIL公式情報や施工事例と照合しましょう。写真で事前確認できる点を整理したうえで、寸法の確定や下地の状態など、現地でなければ判断できない項目を専門業者に確認すると、施工後の使い勝手を具体的に想定でき、後悔しにくい選択につながります。
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