LIXILインテリアパネルで壁リフォームを検討するなら、色やデザインだけで決めず、壁紙との違い、施工できる場所、既存壁の下地条件まで確認して選ぶことが大切です。アクセントウォールとして印象を変えやすい一方、施工範囲や家具との組み合わせ、壁の状態を十分に確認しないまま進めると、完成後の見え方や納まりに違和感が残ることがあります。実際の相談でも、木目と床の色をどう合わせるか、テレビ背面へ使えるか、マンションの壁でも施工できるかなど、見た目以外の確認事項で迷うケースは少なくありません。LIXILインテリアパネルには施工場所や下地に関する条件があるため、商品写真だけで判断せず、住まいごとの状況に合わせた確認が必要です。本記事では、壁紙との違いから色と施工範囲の決め方、下地、納まり、棚やテレビ周り、水まわりやマンションでの確認事項まで整理します。公式情報や施工事例と照らし合わせながら比較することで、自宅に向いているかを判断しやすくなり、後悔しにくい壁リフォームにつながります。
LIXILインテリアパネルとは 壁リフォームで使う羽目板デザインの内装壁材

LIXILインテリアパネルは縦ラインを生かした羽目板デザインの内装壁材
LIXILインテリアパネルは、羽目板を思わせる縦方向のラインと連続した溝が特徴の内装壁材です。平面的な壁紙とは異なり、壁面そのものに凹凸とリズムが生まれるため、リビングや居室のアクセントとして取り入れやすい仕上げです。
縦ラインと連続した溝が壁面に立体感をつくる
パネル表面には一定の間隔で縦方向の溝が続きます。光の当たり方によって陰影が生まれるため、色だけで変化を付ける壁紙とは異なる見え方になります。
- 縦ラインによるすっきりした印象
- 連続した溝によるリズム感
- 壁面の一部にも一面にも取り入れられる
羽目板らしい意匠を内装全体との組み合わせで生かす
インテリアパネルだけを目立たせるのではなく、床や建具、家具との位置関係まで考えると、壁面が空間から浮きにくくなります。壁リフォームでは、施工する面の広さと室内全体の見え方を確認して選ぶことが大切です。
天井高さ2700mmまでは縦方向に継ぎ目なく仕上げられる
LIXILのインテリアパネルは、天井高さ2700mmまでなら縦方向に継ぎ目なく仕上げることができます。壁の途中に横方向の継ぎ目が入りにくいため、羽目板デザインの縦ラインを連続して見せやすい点が特徴です。
縦ラインが途切れにくく壁面をすっきり見せやすい
アクセントウォールでは、パネルの継ぎ目も完成後の印象を左右します。縦方向に一枚で納められる範囲なら、連続した溝のリズムを生かした壁面をつくりやすくなります。
- 天井高さが2700mm以内か確認する
- 梁や下がり天井がある場合は実際の壁高さを確認する
- 窓や建具がある壁ではパネルの納まりも確認する
2700mmはどの壁でも継ぎ目がなくなるという意味ではない
2700mmという数値だけで施工方法を決めることはできません。壁の形状や開口部などによって納まりは変わるため、リフォーム前に実測し、施工する壁ごとに仕上がりを確認しておくと安心です。
木目カラーと単色カラーを床や建具と組み合わせて選べる
LIXILインテリアパネルは、壁だけを単独で選ぶより、床や室内ドアなど周囲の色と一緒に考えると空間全体を整えやすくなります。木目調と単色系では壁面の印象が異なるため、好みだけでなく既存内装との相性も判断材料になります。
木目カラーは床や建具との色差を確認する
木目調を選ぶ場合、床や建具と完全に同じ色へそろえる必要はありません。ただし、赤みや黄み、明るさが大きく異なると、壁だけが浮いて見えることがあります。
| 選び方 | 確認したい点 |
|---|---|
| 木目カラー | 床や建具の木目色との明るさや色味のバランス |
| 単色カラー | 壁紙や家具との明暗差と部屋全体の配色 |
単色カラーは周囲の素材を引き立てる使い方もできる
単色系は木目を増やしすぎたくない空間にも合わせやすい選択肢です。サンプルだけで決めず、床、建具、家具が同時に見える位置で確認すると、完成後の色の違和感を減らしやすくなります。
LIXILインテリアパネルと壁紙の違い アクセントウォールに選ぶ判断基準

壁紙とインテリアパネルは壁面の質感と立体感で選び分ける
壁紙とLIXILインテリアパネルは、どちらも壁面の印象を変えられますが、仕上がり方は異なります。色や柄を中心に選びたい場合と、縦ラインや溝による立体感まで加えたい場合では、向いている仕上げも変わります。

壁紙は色や柄を中心に壁面の印象を整える
壁紙は、色柄や周囲の内装との組み合わせを考えながら壁面を仕上げる方法です。アクセントクロスとして一面だけ変える使い方もあり、平面的な見え方を基準に選びやすい特徴があります。
| 仕上げ | 見え方の違い |
|---|---|
| 壁紙 | 色や柄を中心に壁面を見せる |
| インテリアパネル | 縦ラインと連続した溝による立体感を加える |
インテリアパネルは凹凸まで含めて比較する
LIXILインテリアパネルは、羽目板デザインと縦方向の溝が特徴です。色だけを壁紙と比べるのではなく、光が当たったときの陰影や離れた位置からの見え方まで確認すると、アクセントウォールとしての違いを判断しやすくなります。
縦ラインを生かした壁面にしたい場合は仕上がりの見え方を比較する
LIXILインテリアパネルは、すっきりした縦ラインと連続した溝が壁面にリズムをつくる内装材です。色柄だけを比べるのではなく、壁紙で仕上げた場合と、凹凸のあるパネルを張った場合の見え方まで比較すると選びやすくなります。
インテリアパネルは溝による陰影まで確認する
縦方向の溝は、室内の光が当たる方向や見る位置によって陰影の見え方が変わります。カタログの色だけで判断せず、実物サンプルや施工イメージで立体感を確認したいところです。
| 比較する部分 | 確認内容 |
|---|---|
| 壁紙 | 色柄と壁面全体の印象 |
| インテリアパネル | 縦ラインと溝による立体感 |
離れた位置から壁全体を見る
近くでは素材感が目立っても、リビングの入口やソファから見ると印象は変わります。実際に過ごす位置から壁面全体を想定し、縦ラインをどの程度アクセントとして見せたいかを考えると判断しやすくなります。
アクセントウォールは床や建具や家具との調和まで含めて判断する
アクセントウォールは、壁材だけを見て決めると完成後に色や質感が浮いて見えることがあります。LIXILインテリアパネルは木目カラーと単色カラーが用意されているため、床や室内ドア、家具まで含めて空間全体で比較すると選びやすくなります。

壁だけでなく部屋全体の色のつながりを見る
同じ木目系でも、床や建具とは明るさや色味が異なります。すべてを同系色でそろえる方法だけでなく、壁を少し濃くしてアクセントをつくるなど、組み合わせ方によって印象は変わります。
| 確認する場所 | 見比べたい内容 |
|---|---|
| 床 | 木目の色味と明るさ |
| 建具 | ドアや枠との色のつながり |
| 家具 | テレビボードや収納との素材感 |
サンプルは実際に使う部屋で確認する
小さなサンプルだけでは、壁一面になったときの印象まで判断しにくいものです。既存の床や建具、主な家具と並べ、自然光や室内照明が当たる状態でも確認すると、アクセントウォールの完成像を具体的に想像しやすくなります。
LIXILインテリアパネルを設置できる場所と施工前に確認したい条件

水がかかる場所や湿気の多い場所には使用できない
LIXILインテリアパネルは、リビングや居室などの壁面を想定した内装材です。LIXIL公式では、水がかかる場所や湿気の多い場所での使用は避けるよう案内されています。見た目が合うからといって、洗面台まわりや水まわりへ安易に採用することはできません。
水はねや湿気が想定される位置を確認する
同じ洗面所やキッチンでも、壁の位置によって水や湿気の影響は異なります。部屋の名称だけで判断せず、実際の使用状況まで確認します。
- 水栓や洗面ボウルに近く水はねが想定される壁
- 湿気がこもりやすい場所
- 日常的に濡れる可能性がある壁面
水まわりでは見た目より施工場所への適合を優先する
アクセントウォールとして使いたい場合でも、使用条件に合わない場所へ採用するわけにはいきません。水や湿気の影響が考えられる場所では、施工店に設置位置を伝え、インテリアパネルが使用可能かを事前に確認します。

コンクリートやモルタルの壁と内装制限を受ける場所には設置できない
LIXILインテリアパネルは、どの壁にも取り付けられる内装材ではありません。LIXIL公式では、コンクリートやモルタルへの設置は不可とされ、難燃、準不燃、不燃材料にも該当しないため、内装制限を受ける場所には使用できません。
既存壁がコンクリートやモルタルの場合はそのまま施工できない
マンションや戸建てでも、仕上げの見た目だけでは壁の下地を判断できないことがあります。インテリアパネルを検討する際は、施工予定面の構造や下地を事前に確認する必要があります。
- コンクリート面への直接設置はできない
- モルタル面への直接設置はできない
- 既存壁の下地が不明な場合は施工前に確認する
内装制限が関係する場所は法令条件も確認する
内装制限とは、建物の用途や規模などに応じて壁や天井に求められる防火上の制限です。インテリアパネルは難燃、準不燃、不燃材料ではないため、該当する場所には設置できません。住宅でも条件によって判断が変わるため、施工店に確認してから計画を進めます。
天井や床には使用できないため施工場所を事前に確認する
LIXILインテリアパネルは壁面用の内装材で、LIXIL公式では天井や床には使用できないと案内されています。壁と同じ意匠を天井まで連続させたい場合や、床材と一体感を持たせたい場合でも、そのまま同じ製品を使えるわけではありません。
壁面用として使う範囲を最初に決める
アクセントウォールを計画するときは、どこからどこまでをインテリアパネルで仕上げるのかを先に整理します。
- 施工する壁の位置と範囲を確認する
- 天井まで同じ材料を延ばす計画にしない
- 床との取り合いは別の床材との見え方を確認する
天井や床まで統一したい場合は別材料との組み合わせを考える
壁だけ木目調にするのか、天井や床も近い色味でそろえるのかによって、空間の印象は変わります。インテリアパネルの使用可能範囲を守りながら、天井材や床材との色味や質感を比較して計画すると、仕上がりを整えやすくなります。
LIXILインテリアパネルの下地条件 リフォーム前に既存壁を確認する理由

既存壁の材質と状態を確認してから施工可否を判断する
LIXILインテリアパネルのリフォームでは、壁紙の色や表面のきれいさだけで施工可否を判断できません。既存壁の材質と、パネルを安定して固定できる状態かを確認してから施工方法を決めます。
既存壁の材質は仕上げの下まで確認する
LIXIL公式では、コンクリートやモルタルへの設置はできないとされています。壁紙で覆われている場合も、その下がどのような壁材か分からなければ確認が必要です。
- 既存図面や現地で壁の構成を確認する
- コンクリートやモルタルへの直接施工にならないか確認する
- メーカー指定の固定方法に対応できるか確認する
傷みや不具合がある壁は先に状態を確認する
既存壁に浮きや大きな傷みなどが見られる場合は、そのまま仕上げ材で覆う前に原因と下地の状態を確認します。見た目だけで進めず、施工店に現状を伝え、インテリアパネルを取り付けられる壁か判断してもらう方法が確実です。
接着剤とフィニッシュネイルを併用して壁パネルを固定する
LIXILインテリアパネルは、接着剤だけで貼り付ける仕上げ材ではありません。LIXIL公式では、接着剤とフィニッシュネイルを併用して取り付ける仕様とされており、壁パネルを下地へ安定して固定する前提で施工方法が決められています。
フィニッシュネイルはパネルを仮固定する役割を持つ
フィニッシュネイルは、仕上げ材の固定に使う細い釘です。LIXILインテリアパネルでは、サネ部分の目安溝に沿って打ち込み、接着剤が効くまでパネルを所定の位置に保持します。
- 接着剤とフィニッシュネイルを併用する
- 壁パネルのサネ部分に沿って固定する
- 貼り始めと貼り終わりでは固定方法が異なるため施工手順を守る
固定方法が決まっているため下地確認が必要になる
見た目が平らな壁でも、フィニッシュネイルを適切に打ち込める下地とは限りません。リフォームでは、既存壁の材質や構成を確認し、メーカー指定の固定方法で施工できるかを確かめてから工事方法を決めます。
既存壁の見た目だけではなく取り付け可能な下地かを確認する
既存壁がきれいに見えていても、それだけでLIXILインテリアパネルを施工できるとは判断できません。表面の仕上げ材だけでなく、その下にどのような壁材や下地があるかを確認し、メーカーが指定する固定方法に対応できるかを見極める必要があります。
表面の仕上げだけでは下地の種類まで分からない
壁紙で仕上がっている壁でも、その奥の構成は住宅によって異なります。リフォーム前には、施工予定面について次の点を確認します。
- 既存壁がどのような材料で構成されているか
- 接着剤とフィニッシュネイルを併用できる下地か
- コンクリートやモルタルへの直接施工にならないか
下地が不明な場合は施工方法を決める前に確認する
LIXILインテリアパネルは、接着剤とフィニッシュネイルを併用して取り付ける仕様です。既存図面や現地確認などで壁の構成を確認し、指定された方法で施工できることを確かめてから壁リフォームの計画を進めます。
アクセントウォールで後悔しない色と施工範囲の選び方

インテリアパネルの色は床や建具との組み合わせまで含めて選ぶ
インテリアパネルの色は、壁だけを見て決めると完成後に周囲から浮いて見えることがあります。木目調でも単色でも、床や室内ドア、収納家具まで含めて色のつながりを確認すると、アクセントウォールとしてまとめやすくなります。

木目調は床や建具との色差を確認する
同じ木目でも、明るさや赤み、黄みの違いによって印象は変わります。完全に同色へそろえる必要はありませんが、隣り合う素材との色差は事前に確認しておきたい部分です。
- 床の明るさと木目の色味を比べる
- 室内ドアや枠との組み合わせを見る
- テレビボードや収納家具との色の重なりを確認する
単色は壁紙や家具との明暗差で判断する
単色カラーを選ぶ場合は、周囲の壁紙と似せるのか、あえて差をつけるのかで見え方が変わります。小さなサンプルだけで決めず、実際の部屋で床や建具と並べ、自然光と室内照明の両方で確認すると完成後を想像しやすくなります。
壁一面と部分使いではアクセントウォールの見え方が変わる
LIXILインテリアパネルは、壁一面に張る場合と部分的に取り入れる場合で、空間に与える印象が変わります。施工範囲が広ければ存在感が出やすく、範囲を絞れば周囲の壁紙を残しながらアクセントとして使えます。部屋の広さや家具配置も含めて考えることが判断材料になります。
壁一面に使う場合は面積による印象の強さを確認する
サンプルでは落ち着いて見える色でも、壁一面になると木目や縦ラインの存在感が強く感じられることがあります。完成後に主張が強すぎないか、広い面積で見たときの印象を想定して選びます。
| 施工範囲 | 見え方の傾向 |
|---|---|
| 壁一面 | 壁材の色や縦ラインを空間の主役として見せやすい |
| 部分使い | 周囲の壁紙を残しながらアクセントをつくりやすい |
部分使いでは境界位置の見え方まで決めておく
部分的に施工する場合は、どこでインテリアパネルを終えるかによって仕上がりが変わります。家具や建具など区切りとして自然に見える位置を確認し、施工範囲だけでなく端部の納まりまで含めて計画します。
リビングでは家具やテレビの配置を考えて施工範囲を決める
アクセントウォールは、壁だけを見て施工範囲を決めると、家具を置いたあとに見える面積が想定より少なくなることがあります。リビングではテレビやソファ、収納家具の位置まで含めて、インテリアパネルがどの範囲で見えるかを考えておくと判断しやすくなります。
テレビや家具で隠れる範囲を先に確認する
テレビボードや背の高い収納を置く場合、壁面の一部が常に隠れます。施工範囲を決める前に、完成後の家具配置を図面や寸法で確認しておきます。
- テレビ本体とテレビボードの幅を確認する
- 収納家具やソファで隠れる位置を確認する
- 入口やソファから見える壁の範囲を確認する
壁一面に張るか部分使いにするかを生活動線から決める
壁一面に施工すれば必ず整って見えるとは限りません。家具との境界や窓、建具との位置関係によっては、部分的に使う方が納まりやすい場合もあります。実際に過ごす位置から見える範囲を基準に決めると、完成後の印象を想像しやすくなります。
リビングの壁リフォームでインテリアパネルを取り入れるときの納まりと見え方

壁の幅と天井高さを確認してパネルの割り付けを考える
LIXILインテリアパネルは、壁の幅と高さによってパネルの並び方や端部の見え方が変わります。特に縦ラインが連続するデザインでは、施工前に壁面寸法を確認し、どこから張り始めて左右をどのように納めるかまで計画しておくことが仕上がりにつながります。
壁幅から左右端のパネル幅を確認する
割り付けとは、壁面に対してパネルをどの位置に配置するか決めることです。LIXILでは壁パネルの中央割付を推奨しているため、壁の中心を基準に左右のバランスを確認します。
- 施工する壁の幅を実測する
- 左右端に極端に細いパネルが残らないか確認する
- 窓や建具がある場合は開口部との位置関係も見る
天井高さは縦方向の継ぎ目に関係する
LIXILインテリアパネルは、天井高さ2700mmまで縦方向に継ぎ目なく仕上げることが可能です。ただし、梁や下がり天井などがある住宅では実際の施工高さが変わるため、図面だけでなく現地寸法も確認して割り付けを決めます。
平入や出隅や入隅によって壁の端部と角の見え方が変わる
LIXILインテリアパネルは、平入、出隅、入隅といった壁形状に応じた納まりに対応しています。同じ色のパネルでも、壁の端で終わる場合と角を回り込む場合では見え方が変わるため、施工範囲だけでなく端部の仕上がりまで確認しておくと完成像をつかみやすくなります。
出隅と入隅は壁の角の向きが異なる
出隅は壁が室内側へ突き出す外向きの角、入隅は二つの壁が内側で交わる角です。平入を含め、施工する壁の形によってパネルの終わり方が変わります。
- 平入は平らな壁面での納まりを確認する
- 出隅は外向きの角の仕上がりを見る
- 入隅は壁同士が交わる内側の角を確認する
端部まで含めた施工イメージを確認する
正面から壁を見るだけでは、角や端部の見え方までは分かりません。廊下からリビングへ入る位置など、斜め方向からも見える壁では特に、施工店と納まりを確認してからインテリアパネルの範囲を決めると安心です。
壁パネルは中央割付を基本に仕上がりのバランスを確認する
LIXIL公式では、インテリアパネルの壁パネルは中央割付での施工が推奨されています。中央割付とは、壁の中心を基準にパネルを配置し、左右端に残るパネル幅の偏りを抑える考え方です。縦ラインが連続する壁材だからこそ、端部まで含めた見え方が仕上がりを左右します。
壁の中心から左右のパネル幅を整える
片側から順に張ると、反対側だけ極端に細いパネルが残る場合があります。施工前に壁幅とパネルの配置を確認し、左右の見え方を整えます。
- 壁の中心位置を確認する
- 左右端に残るパネル幅を確認する
- 窓や建具がある場合は開口部との位置関係も確認する
中央割付だけで納まりが決まるわけではない
実際の壁には窓や建具、出隅や入隅があるため、中央割付がそのまま最適とは限りません。LIXILの施工条件を基本にしながら、施工する壁ごとに端部や開口部とのバランスを確認して割付を決めます。
棚などを組み合わせる場合に確認したい下地と取り付け条件

棚を取り付ける場合は取り付け商品の下地条件を確認する
LIXILインテリアパネルに棚を組み合わせる場合は、パネル側だけでなく、取り付ける棚や金具が求める下地条件を確認します。LIXIL公式でも、本製品に棚などを付ける場合は、取り付け商品の下地条件を確認するよう案内されています。
棚ごとに必要な固定方法は異なる
棚板の大きさや金具の種類によって、必要な固定位置や下地の条件は変わります。インテリアパネルの表面へ取り付ければよいと考えず、棚側の施工説明も確認します。
- 棚や金具の取付説明書を確認する
- 固定位置に必要な下地があるか確認する
- 載せる物を想定して対応できる重さも確認する
棚を付ける位置は壁施工前に決めておく
施工後に棚位置を決めると、希望する位置に適切な下地がない場合があります。壁リフォームの計画段階で棚の用途と設置位置を伝え、必要な下地や固定方法を施工店と確認しておくと納まりを整えやすくなります。
棚の位置と大きさは壁下地の位置や固定方法まで含めて計画する
LIXILインテリアパネルに棚などを組み合わせる場合は、見た目だけで位置を決めず、取り付ける商品の下地条件まで確認します。LIXIL公式でも、棚などを付ける場合は取り付け商品の下地条件を確認するよう案内されています。
棚の固定位置は壁リフォーム前に決めておく
棚の幅や奥行き、設置高さが決まれば、固定する位置も具体化できます。後から位置を変えるより、インテリアパネル施工前に下地との関係を確認する方が計画しやすくなります。
- 棚の幅と奥行きを決める
- 棚を固定する位置に必要な下地があるか確認する
- 収納する物も想定して取り付け商品の条件を確認する
耐荷重はインテリアパネルではなく棚側の条件を確認する
取り付け可能な重さや固定方法は、組み合わせる棚や金具によって異なります。インテリアパネルそのものへ一律に固定できると考えず、使用する商品の施工説明に合わせて下地や固定方法を施工店と確認しておく必要があります。
テレビ周りは棚やコンセントや配線の位置を壁リフォーム前に決めておく
テレビ背面をインテリアパネルで仕上げる場合は、壁材を張る前にテレビや棚、コンセント、配線の位置を決めておくと納まりを整えやすくなります。完成後に位置を変えようとすると、パネルや下地への追加工事が必要になる場合があるためです。

テレビと周辺機器の配置を先に決める
テレビ本体だけでなく、レコーダーや通信機器、ゲーム機なども含めて、電源と配線がどこに必要かを整理します。
- テレビ本体の設置位置と高さを確認する
- テレビボードや棚の位置を決める
- 電源コンセントとアンテナ端子の位置を確認する
- 周辺機器へつながる配線経路を考える
壁掛けや棚を予定する場合は下地も同時に確認する
壁掛けテレビや棚を取り付ける場合は、インテリアパネルだけで荷重を受ける前提にはできません。取り付ける製品の条件に合わせて下地位置を確認し、必要な補強や配線計画を施工前に施工店と打ち合わせておくと、後から壁面を加工する範囲を抑えやすくなります。
LIXILインテリアパネルのリフォームでよくある疑問と確認ポイント

LIXILインテリアパネルは洗面所やキッチンにも施工できるのか
洗面所やキッチンだから一律に施工できないわけではありませんが、設置する壁の環境を確認する必要があります。LIXILインテリアパネルは、水がかかる場所や湿気の多い場所では使用を避けるよう案内されているため、部屋の名称ではなく施工位置ごとの条件で判断します。
洗面所は水はねと湿気の影響を確認する
洗面ボウルや水栓の近くなど、日常的に水がかかる壁には適していません。浴室に近く湿気がこもりやすい位置も含め、実際の使用状況を確認します。
- 洗面台まわりで水はねが想定されるか
- 湿気が多くなりやすい場所ではないか
- 施工予定面が日常的に濡れないか
キッチンも壁の位置ごとに使用条件を確認する
キッチンでも、シンク周辺など水がかかる可能性のある場所へ安易に採用することはできません。アクセントウォールとして取り入れる場合は、水や湿気の影響を受けにくい位置かを確認し、施工店に設置可否を確認してから計画します。
マンションの壁リフォームでもインテリアパネルを設置できるのか
マンションでも、施工する壁の条件や管理規約に問題がなければLIXILインテリアパネルを検討できます。ただし、戸建てと同じ感覚で壁面を自由に変更できるとは限りません。壁の構造とマンションごとの工事ルールを先に確認する必要があります。
専有部分と共用部分の範囲を管理規約で確認する
マンションでは壁の位置や構造によって扱いが異なるため、工事前に管理規約や使用細則を確認します。
- 施工予定の壁が工事可能な範囲か確認する
- 管理組合への申請や届け出が必要か確認する
- 工事時間や施工方法に指定がないか確認する
コンクリート躯体が見えている壁は下地条件にも注意する
LIXILインテリアパネルは、コンクリートやモルタルへ直接設置できません。マンションでは躯体壁が使われている場所もあるため、表面だけで判断せず、既存壁の構成を施工店に確認してもらい、適切な下地を確保できるかまで含めて施工可否を判断します。
既存の壁紙を残したままインテリアパネルを施工できるのか
LIXILインテリアパネルは、既存の壁紙を残したまま上から取り付けることはできません。LIXILの取付け説明書では、製品が剥がれるため壁紙の上には取り付けできないとされています。既存壁紙の見た目がきれいでも、そのまま施工できるとは判断しない方が適切です。
リフォームでは既存クロスを剥がして施工する
壁紙を撤去したあとは、インテリアパネルを取り付ける壁の状態や下地を確認します。
- 既存クロスを剥がして施工する
- 壁紙の下にある壁材や下地の状態を確認する
- メーカー指定の固定方法に対応できるか確認する
壁紙が残せるかではなく下地まで確認して判断する
壁紙の浮きや汚れが見当たらなくても、それだけで施工可否は決まりません。リフォームでは既存クロスを撤去したうえで、壁の材質や状態を施工店に確認してもらい、インテリアパネルを取り付けられる条件が整っているか判断します。
まとめ
LIXILインテリアパネルは、壁紙とは異なる立体感や縦ラインを生かしたアクセントウォールをつくれる一方、色やデザインだけで選ばず、施工場所や既存壁の下地条件まで確認して採用することが大切です。床や建具、家具との色合わせに加え、壁一面に施工するのか部分使いにするのか、テレビや棚、コンセントとの位置関係も完成後の見え方を左右します。また、水がかかる場所や湿気の多い場所、コンクリートやモルタルへの直接施工など、使用できない条件もあります。マンションでは管理規約や壁の構造も確認が必要です。検討するときは、LIXILの公式情報や施工事例で仕様と仕上がりを確認し、現地の壁材や下地、納まりについて専門業者へ相談してください。施工条件とインテリア全体を一緒に整理することで、見た目だけで決めるよりも、後悔しにくい壁リフォームにつながります。
LIXILの公式情報や施工事例を確認しながら、ご自宅への設置可否や仕上がりについては専門業者へご相談ください。
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